考え方とリーダー教育村田機械(株)高崎茂MURATAMACHINERY,LTD耳にタコができるまで言い続けろ本当に必要なことはこれもリーダーに必要な立派な能力ですモノをつくる前に人をつくれ品質は人質人質は倫理モノづくりは人づくり人づくりは自分づくりリーダー成長がなければ部下は育たない企業の中核管理者として勝ち抜いていくためには、管理者自信の能力を自らの手で磨きあげることが、最大のポイントである。企業のおかれている環境が変化すれば、経営のやり方、モノの見方・考え方も、それに対応し変化していかなければならない。つねに“時代の適者”として成長し続けるための対応策として、体得しなければならないものが自己啓発である。自己啓発とは、自己の存在価値を高める“生きがいづくり”の基本である。意識改革トヨタの大野耐一氏の口グセ、「意識して仕事をしろ」意識して仕事に取り組み、積極的に知恵を出せば、「止める」「つくる」「決める」になる。仕事は意識の持ち方、取り組み方ひとつで、みずからの意思で参画するものに変わる。能力教育を上回る思想教育が大切である教育といえば、その大半は技能を高める能力教育に重点が置かれている。作業者は作業をするのであるから、技能が高くなり能力が付けばよい、という考えからそのようになったのだと思われる。しかし、困難な条件が与えられるこれからの作業者は、技能だけでは良い作業ができなくなる。MURATAMACHINERY,LTD人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力稲盛和夫考え方が言葉となり言葉が行動に変わり行動が結果を生むMURATAMACHINERY,LTD企業理念私たちは、つねに新しい技術を創造し、お客様に喜ばれる製品の提供を通じて、社員一人ひとりの幸せと豊かな社会の実現をめざす。会社は「人を育てる場」であることを意味している会社発展の要因MURATAMACHINERY,LTD●目で見える要因●目で見えない要因神輿は全員が支えているかのように見えても、実は全力を出している人はごくわずかで、肩に触れる程度の人もいれば、ぶら下がっている人もいる。会社の場合、業績を支えているのは、何らかの興味を持って仕事をしている人達。ぶら下がっているのは、生活のため、給料をもらうため、つまり義務感で仕事をしている人達で、この分布で業績が決まる。やる気十分なタイプ平均的なタイプ半人前タイプ問題解決なしで動くと忙しいだけ、動きを働きに変える動きを働きに変える知恵で仕事をする成果のないところに職もなし会社は儲かってはじめてやさしくなれる会社存続の条件は人材育成であるいまの厳しい経済状況のなかで、企業が活路を見出そうとすれば、やはり人材だろう。人材をいかに育て導くかに尽きる。企業においては、その存続のためにも少数精鋭に転換していかなければならないだろう。ITを駆使するにしても、つまるところ、やはり人材ということになる。少数の人材を精鋭化させていく。そのことに全力を挙げることが今企業に求められている。少数にすれば精鋭になるという保証はない。いや、少数精鋭を実現するためにも、まずは人材の育成、導きが重要な課題になってくるのである。MURATAMACHINERY,LTD自己啓発OJTOFF-JT人材育成(教育・訓練)能力開発の柱は、自己啓発教育・訓練の柱はOJTMURATAMACHINERY,LTD自己啓発先達に学ぶ・歴史に学ぶよい仕事をするために貪欲に学べ寸陰を利用することが勝利の秘訣勝ち残らねば、淘汰されるMURATAMACHINERY,LTDできる社員の六か条1.物事を考える力2.素直な心3.好奇心(向上心)4.負けず嫌い5.責任感6.行動力教育とは感動を与えること!感動とは、感じて動くと書く感動を与え感化させる人は感化されて行動する上司と師匠良いことは、身につくまで訓練・練習させよ訓練や練習をし、それが体に沁みつくまで何度も繰り返して上達していく。今のビジネスマンは、管理され指示されることに慣れて、ともすると現状をいかに維持するかの方向に気持ちが傾きがちだ。ムダとりとは、そうしたぬるま湯的な体質に風穴を開け、自ら変化を求め続ける体質に、働く一人ひとりを変えていくことである。MURATAMACHINERY,LTD素直な心「素直な心」になると事実・実相が見えてくる年齢とともに素直になる信念も素直な心がなければただのガンコ者(人から学ぶ心)素直に聞く姿勢がなければ得るものはない人の話を素直に聞く必要性の教育が必要思想は出会った人から学ぼう。思想教育を行うためには、一人でも多くの人との出会いの機会を与えることである。しかし機会をいくら与えても、出会った人の話を素直に聞けなければ、出会った効果や意味がないので、出会いの機会を与える以前に、人の話を素直に聞く必要性の教育をしなければならない。素直な人は直ぐに行動する素直さを失うと、周囲も本人も面倒くさいことになります。たとえば、素直な人はビジネス書を読んで、面白いことが書かれていたら「自分もやってみよう」と、すぐに行動に移すことができます。あるいは、上司や先輩からアドバイスも素直に受け入れ、試してみることができます。柔軟性に富んでいるから、自分とは異なる意見を取り入れ、行動に移すことができるのです。一方、素直でない人は他人の意見をなかなか受け入れようとしません。悪い意味でのこだわりが強く、頑固です。他人の意見を取り入れないと、結局は自分の勘や経験、そしてわずかな知識に頼るしかなくなり、遠回りをしてしまいます。教育・訓練の目的は意識の高揚と実行仕事をするにはまず、何のための仕事で、その目的は何かを明らかにし、現時点で最も良いと思われる方法でそれを実現し、目的を果たしたか否かを自ら確認する自主検査することが大切である。教育・訓練の目的はここにおくべきものである。人は教えられるとバカになる私たちは「教えることが育てることだ」と思いやすいものです。それは小学校や中学校で教育されたころのイメージが残っているからです。ある大学の教授が「大学は教えるところではない。勉強するところだ」といわれた。自分で勉強しようという気のない人間に教えてみても、成果があがりません。自分で勉強したい気持ちになることが大切なのです知識ばかり与える教育より考え方を教えること教えることと育てることは違う教えて育てずにならないために教育はニーズがなければ単なる知識を授けるだけになる求めよ、さらば与えられん教育とは、はかないものだけど怠ることはできない自己啓発のきっかけをつくる教育は人の心に種をまくこと育つ厳しい環境をつくれ人財は社風が育てるやりきる環境をつくる逆境指数(AQ)の高い人を育てる教育の基本はやって見せる山本五十六の遺訓TWI自分が学ばなければ教育はできない管理者は自分で資料をつくり教育する教育の資料は世の中に出回っている資料のコピーではダメです教育→共育人を育てるとは何か?目標管理を徹底させる自分で考えて仕事をする人を育てる人をヤル気にさせるTWIとは①習う気にさせる②区切ってやってみせる③やらせてみる④あとは見る(フォローアップ)求めよ、さらば与えられんみんなのレベルアップが大切だと、おんぶにダッコの過保護でいやいやながら勉強をしてもらう必要はない親身になって教育をする『バカだから教えようがない』とまで教師にいわれ、学校を退学させられた子供の話である。父親からも見放され劣等感に苛まれ、その前途は暗澹たるものであった。だが、母親は子供の可能性を信じ、毎日、熱心に教育したリーダーの役割は人づくり人づくりに真面目に努力することモノを作ってから人をつくるわけにはいかないリーダーは人を育てる管理者が育てずに誰が育てるのか管理者自身が育っているか自ら考えて、行動する人材がいてこそ活力ある職場が構築できる教育資料は自分で作る自分の経験から得た、考え方がなければ話す価値はありません。考え方が言葉となり、言葉が行動に変わり、行動が結果を生む部下の育成はリーダーによるOJTと自己啓発動機は何であれ、目標を立てて行動しないことには、何も実現できない。期限のある目標は実現でき、期限のない目標はいつになっても夢物語である。目標管理制度をうまく活用することです。人を育てるには負荷をかけることである目標管理で高い目標を掲げさす「頑張れ!」いうな、頑張り方を教えよ凡事徹底させることが部下の育成だから『5S』躾と習慣づくり人は努力するリーダーについて来る部門はその部門長の力量以上の発展は望めない気がつく気がきくすべての基本は5S5Sの躾で気づきのレベルが高まる基本のできていない個性は我流管理者が日常業務のために毎日遅くまで残業している場合は、能力に頼って自分で仕事をしているためで、部下指導をして後継者を育成して任せれば、毎日遅くなることはない。管理監督者が時間外にやらなければならない仕事は、日常業務でなく今後のためのものでなければならない。その日の仕事で、毎日遅くまで残業しているリーダーは失格基本動作を徹底させることが部下の育成会社の業績は、社員一人ひとりの日々の仕事に対するモノの見方・考え方、そして行動の結果である。これらの日常活動の基礎は、日常の基本動作にある。したがって、業績は全社員の基本動作の良し悪しで決まる。よく“生産性とは態度なり”といわれるが、形が態度を決め、態度が動作を生み出すリーダーの率先垂範“自ら事を起こし、自ら動じ、自ら責をとる”という率先垂範の行動をとっていかなければならない。このようなリーダーシップを発揮してこそ、部下をはじめ、その人々の協力と熱意をよびおこし、職場を活性化させ、会社全体を、燃えかつ闘う精鋭集団に一変させることができる。できる社員は自分で育つ育つ社員は、きっかけを作ると自己啓発をする育つ環境をつくる管理はリーダーのヤル気次第職場は管理者の影である管理とは、「目標を決めて、目標通り間違いなく行われているかどうかチェックして、これから外れていれば、修正・処置することにより、目標通り実現させること」です。管理するということは、このサイクルをいかに早く、正確に、経済的に(効率的)に回していくかということです。トップの指示や方針を自分なりに咀嚼して、一人ひとりが何をすべきか方針と目標を明確にして指示を出す。これこそが管理者のリーダーとしての役割であり、責任でもある。リーダーの役割は指示を出すこと部下のヤル気を高める徹底的に話し合う部下の意見を一部でも採用するリーダーは畏れられよう嫌われてはいけない「自分に甘い」は人間の本能、人に嫌われたくない、人から愛されたいと言う気持、人とうまくやっていきたい、いい人だと思われたいという欲求、これが上司の思考と行動を狂わせる。リーダーは部下から軽蔑されることを恐れよ軽蔑という気持ちは人間の弱さに対して起きるものではなく、人間の愚かさに対して起きるものである。相手が上司であろうと、社長であろうと、その言動が愚かであれば自然に軽蔑の念が生じてくる。自分を厳しく律する心思いやりの心徹し切る精神松下幸之助氏はこの3つを身をもって教えてこられた。上杉鷹山に学ぶ上杉鷹山は藩主の座についたとき、その決意を受けつぎて国の身となれば忘るまじきは民の父母という歌に詠み、神に誓った。「いい人」と「いい上司」目標達成のために組織を統率し、目指す方向へ導いてくれる人のことです。あるいは、部下を育成し、能力やモチベーションを引き出し、部下に目標を達成させてあげられる人こそ、いい上司というものですマズローの欲求5段階説自己実現欲求自尊欲求社会的欲求安全への欲求生理的欲求食べたい、飲みたい、眠りたい身の安全を確保したい家族・集団を作って満足感を得たい他人から尊敬されたい、自分の存在を認めて欲しい自分の可能性を最大限に発揮したい、生きがいが欲しいMURATAMACHINERY,LTD自己実現自己実現にはパターンがない、あらゆる分野で考えられるお金をもらいながら、同時に自己実現も果たすMURATAMACHINERY,LTD人が変わる