SPSSStatisticsServer生産効率を向上、意思決定をサポートSPSSStatisticsは、統計分析ならびにデータ管理を行う複数の製品から構成されるソフトウエアです。これを使用してデータのアクセス、準備、管理、分析、レポート作成を行うことで、アナリストや研究者は、ビジネスや調査研究上のさまざまな問題を解決できます。SPSSStatisticsServerはクライアント/サーバーアーキテクチャ、すなわち以下の2つの強力な製品から構成されています。■SPSSStatisticsBase:SPSS社を代表するソフトウェア。データの深い分析、分析のレポート、モデル作成に使用されます。■SPSSStatisticsServer:サーバーベースのソフトウェア。エンタープライズレベルのスケーラビリティ、追加ツール、セキュリティ、強化されたパフォーマンスを提供します。一流の分析ツール・手法と、サーバーの柔軟性とスピードを統合することで、組織内における優れた意思決定のための強力なソリューションを得ることができます。SPSSStatisticsServerは、MicrosoftWindows、AppleMac、SunSolaris、IBMAIX、RedHatEnterpriseLinux、および、HP-UX11iに対応しています。SPSSStatisticsServerは、サーバークラスのリソースを使用するので、データ準備、分析の時間がデスクトップ版よりも短縮されます。またデータのコピーをデスクトップに保存する必要がなく、ローカルマシンのリソースやネットワークトラフィックを使用しません。このためより多くのタスクを実行することができます。SPSSStatisticsServerの管理者向け機能を使用することで、あるユーザーを優先してパフォーマンスを向上させたり、一番必要としている人にサーバーのリソースを振り分けることができます。またSPSSStatisticsServerでは、データ準備やレポート作成用のツールがより充実しており、以下のことが可能です。■データをデータベースから抽出して分析に使用する前に、データベース内でデータをソートならびに結合■SPSSStatistics、Clementine、AnswerTreeで作成されたXMLモデルを使用し、新しいデータをスコア化■予測変数選択アルゴリズムを使用して関係のない大量のデータをフィルタリングすることで、モデリングに関係している機能のみを得ることが可能■NaiveBayesアルゴリズムを使用して、各変数を独立かつ均一なものとして扱うことで、ケースの分類を予測■データフリークライアント機能を使用することで、ネットワークトラフィックを軽減し、パフォーマンスを改善。アドミニストレータは、ユーザーがデータエディタを使用してデータ準備や分析等を実行することをすべて許可しながらも、データ辞書は閲覧のみに権限を制限することが可能。ユーザーは出力ビューアを使用して、出力の閲覧、操作、活用が可能■SPSSStatisticsバッチ機能(StatisticsB)を使用して、大規模なデータ準備や分析タスクを実行SPSSStatisticsバッチ機能(StatisticsB:SPSSStatisticsServerに付属)を使用すると、分析を定期的に実行できます。たとえばサーバーの稼働率が低い時間(深夜等)に分析を行えます。SPSSStatisticsバッチ機能はクライアントマシンを使用せずに実行できます。また結果をテキスト、HTML、XML形式で出力することや、データ準備の作業をSPSSStatistics(SAV)ファイル形式で保存することもできます。SPSSStatisticsServerは、クライアント/サーバー環境を利用してスケーラブルで、組織全体の規模で活用できる分析ソリューションを提供します。デスクトップではなくサーバー上でデータを分析するので、大量のデータセットを短時間で分析できます。SPSSStatisticsServerでは実質上データの大きさに制限はなく、大規模なデータ分析も容易に行えます。またデータの変更/追加(変数へのコードの再割り当て、回帰残差の保存、クラスタの所属変数の保存等)で必要とされる一時ファイルの容量が少なくて済むため、パフォーマンスも向上します。またSPSSStatisticsServerではSQLプッシュバックにより、データをデータベースから抽出して分析する前に、データベース内でデータをソートならびに結合します。こうすることでDBMSの段階においてデータ準備能力を向上させています。データ準備作業のスピードを大幅に速くするために、サードパーティによるマルチスレッドのソートアプリケーションとシームレスに接続できます。また大きな一時ファイルを読み込み/書き込みする際に、これらのファイルを複数のディスクに分けることでスピードを大幅に速くできます。※SPSSStatisticsServerの旧名称はSPSSServerです。SPSSStatisticsServerでは、分析の際でもデータはサーバー上にあり、クライアントマシンに読み込んだり、SPSSStatisticsファイルに形式を変換する必要がありません。SPSSDataAccessPack(SPSSStatisticsServer付属)を使用した、SQLデータベースへの変換不要・コピー不要のアクセスによってデータ処理時間を劇的に短縮できます。データはサーバーから動かないので、分析時間を短縮し、ネットワークトラフィックを抑えることもできます。またデータをSPSSStatisitcs形式に変換する必要がないので、この点でも時間を短縮できます。SPSSStatisticsServerは柔軟性があり、各組織の環境に応じてソリューションをカスタム化できます。またさまざまなサーバープラットフォームで実行でき、デスクトップ版のSPSSStatisiticsとシームレスに使用できるので、IT担当者は既存のリソースを活用できます。ネイティブな64ビット分析ソリューションで、生産性や意思決定をダイレクトに向上させることができます。64ビット版のSPSSStatisticsServerを使用することで、64ビットのハードウェアへの投資をより容易に回収できます。他の場所からデータへアクセス-ファイアウォールも越えてたとえファイアウォールの外部から会社のデータにアクセスする必要がある場合でもSPSSStatisticsServerはさまざまなポート転送機能を使用しており、許可されたアナリストが、遠隔地からファイアウォールを抜けて安全にデータセットにアクセスできます。またデータはサーバー上で処理されるので、遠隔地にいるユーザーがデータセット全体をダウンロードする必要がありません。ネットの送受信量が限られているユーザーにとってはトラフィックに負担をかけることなく効率的に分析を行うことができます。ネットワーク管理者は、サーバーとクライアントをSSL(SecureSocketsLayer)暗号化によって接続できます。これによってSPSSStatisticsクライアントとSPSSStatisticsServer間のコミュニケーションを第三者が読み取ることができなくなります。SPSSStatisticsServerではデータをサーバー上で分析できるので、より優れた意思決定を全社的に行えます。データはSPSSStatisticsServerと同じマシン上に置くこともできますし、また別の場所にあるデータサーバーに置くこともできます。■SPSSStatisticsServerSPSSStatisticsclientSPSSStatisticsServerServerhardwareServerhardwareDataSPSSStatisticsclientSPSSStatisticsclientエス・ピー・エス・エス株式会社〔SPSSJapanInc.〕〒150-0012東京都渋谷区広尾1-1-39恵比寿プライムスクェアタワー10FTEL:03-5466-5511(代)FAX:03-5466-5621E-mail:jpsales@spss.comの製品名は一般に米国SPSSInc.の登録商標および商標です。またその他の製品名は、一般に各社の商標です。©Copyright2008SPSSInc.※機能は製品の最終版で変更になっている場合があります。S-SV-170-0808機能クライアント/サーバーアーキテクチャ■データフリークライアント機能を使用することで、ネットワークトラフィックを軽減し、パフォーマンスを改善。管理者は、SPSSStatisticsServerに接続しているユーザーの閲覧をデータ辞書だけに制限することも可能■SPSSStatisticsのコマンドシンタックスを使用して、データアクセス、集計、変換、統計分析等をサーバーベースの「バックエンド」処理として実行■データはサーバー上にあり、分析の際にユーザーのマシンに読み込まないためネットワークトラフィックの削減■多くの処理において必要とされる一時ファイルの容量を削減■サーバーレベルのハードウェアを使用することで、大量データの分析時間を短縮■大量の計算処理をサーバー側で行うことにより、デスクトップを他の作業に使用可■独立した分析用サーバーフレームワークを使用することで以下のことを実現:-パフォーマンスの改善。メッセージ量の増加(クライアント/サーバー間のコミュニケーションの高速化、特に横長のデータにおける変数ソートの最適化)、データ読み込み時間の短縮-サーバーフレームワークが処理を管理し、複数のSPSSStatisticsバッチ機能(StatisticsB)インスタンスを実行可-生産性やパフォーマンスを向上させるツールの追加-大規模なデータセットの準備や分析のパフォーマンスを向上させる最適化されたマルチスレッド■SPSSStatistics形式に変換せずにデータを分析(データを現在のODBCと同じレベルにしておく必要がある)■抽出して分析する前に、データベース内でデータをソートあるいは集計■SPSSStatisticsDataAccessPackを使用して、データテーブルを簡単に読み込む■SPSSStatisticsデータ形式(SAV)で保存されているデータを読み込む■1台のデスクトップマシン上で複数のSPSSStatisticsセッションを同時に実行可能■1台のデスクトップマシン(SPSSStatisticsクライアント)上で複数のセッションを同時に実行することで、複数のデータセットに同時にアクセス■現在使用中のベンダーのセキュリティフレームワーク内で効率的に使用可-クライアントがSPSSStatisticsServerにアクセスする際にパスワードを要求-セキュリティレベルの設定。データにアクセスする際のパスワードの設定■OpenSSLをサポートSPSSStatisticsServer■クライアントマシンにおいてサーバーモードとローカルモードを自由に切り替え■マルチプラットフォーム環境で使用可(WindowsクライアントとUNIXサーバーの組み合わせ等)■異なる地域で使用可(日本語版あるいはフランス語版のSPSSStatisticsクライアントを、1台の英語版SPSSStatisticsServerと一緒に使用可等)■SPSSStatisticsによるデータの準備や統計レポートの作成を自動化。UNIXスクリプトのコマンドシンタックスファイルあるいはWindowsバッチファイルを使用。SPSSStatisticsクライアントに接続またはアクティブにする必要はありません■出力形式:テキスト、HTML、XML■準備したデータをSPSSS