1穴抜き(Piercing)板材に穴をあける加工方法。アンローダー(Unloader)加工後の半成品、完成品を型やプレス機械から取り出すこと、またはそのような動作をする装置器具の総称。打抜き(Blanking)所要の形をした平板を得る加工。上型(UpperDie)金型のプレス機械スライドに取付けられる部分の総称。左:上型、右:下型プレス機械に取り付けられた上型L曲げ(L-Bending)アルファベットのL形をした曲げ。エンボシング(Embossing)2板厚に大きな変化を与えずに板材から浅いくぼみや突起を成形する加工。エンボス加工。送りピッチ(FeedLength)加工するコイル材や品物などが送り方向に移動する距離(長さ)。かえり(Burr)せん断切口面に生ずる小さいまくれの部分。バリ。かしめ(Caulking,Staking)材料の一部をつぶして二つ以上の部品を接合すること。かじり(Galling)パンチ、ダイが接触する不良現象、またはそれによって生じるきず。逆絞り(ReverseRedrawing)初絞りの際の絞り方向とは、逆の方向に絞る再絞り加工。クリアランス(Clearance)パンチ、ダイのすきま。再研磨(Regrinding)a:せん断面b:破断面c:だれd:バリ(かえり)3切刃が摩耗し、それによって切口面の形状が劣化(バリの急激な増大など)した時に、その切断表面を研削して切刃を再現することをいう。再絞り(Redrawing)板材を一度深絞りしたものを再び深絞りして、さらに深いものにする加工。さん(Bridge)順送り加工における製品と素材とのつなぎ部分、抜き加工において材料を送るためのつなぎ部分。しごき(Ironing)肉厚を多小薄くし(こすり)、その表面をなめらかにする作業。しごき絞り(Drawing,WhitIroning)材料を絞りながらしごき加工を同時に行う複合加工。下型(LowerDie)金型のプレス機械ボルスタに固定される部分の総称。左:上型、右:下型プレス機械に取り付けられた下型絞り(Drawing)4板材の周部を中央によせて容器状にすること。絞り比(DrawingRatio)直径Doの円板ブランクから直径dpのパンチで円筒絞りを行うとき、Do/dp=Zをいう。Do:ブランク直径(㎜)dp:パンチ直径(成形品の内径)(㎜)絞り比(Z)が1よりも大きな数値で、大きな数値になるほど製品直径に比べて深く絞ることができる。シャー角(ShearAngle)打抜き、穴抜き、その他せん断加工用金型のパンチかダイの切刃を斜めにつけること。順送り(Progressive)等ピッチで材料を送ること。ショックライン(ShockLine)前成形時のひずみが残って、線状の段、または突起となった不良現象。ショット(Shot)プレス機械1ストロークで行う仕事。しわ(Wrinkle,Pucker)成形中の素材に発生する圧縮応力、またはせん断応力による塑性座屈現象。波状の模様が出る。5スクラップ(Scrap)板材料の加工残材、切断かす。ステージ(Stage)順送りなどの1ピッチ当りの加工部位。ストレッチャストレイン(StretcherStrain)焼なましされた低炭素鋼板のように降伏点伸びの大きい材料が塑性変形をうけるとき、しま状に現れるひずみ模様の不良現象。ストローク(Stroke)プレスのスライドが上りきった位置から下りきりの位置までに移動した長さ。ストローク数(NumberOfStroke)プレスを連続運転した場合にラムが1分間に昇降する回数。スプリングゴー(SpringGo)曲げその他の成形において加工後、工具が材料をはなれたときに生ずる弾性回復。曲げ角が小さくなる現象。(反対:スプリングバック)6スプリングバック(SpringBack)曲げその他の成形において加工後、工具が材料を離れたときに生ずる弾性的回復。曲げ角度が大きくなる現象。(反対:スプリングゴー)スラグ(Slug)押出し加工用に切断された棒状の素材。成形(Forming)材料を目的とする形状に形作ること。切断(Cutting)材料をせん断工具を用いて、スクラップを出さずに切離すこと。せん断(Shearing)(1)物体の相対する平行な面に反対方向に作用する力によって生ずる変形。(2)せん断工具で材料をせん断すること。またはその作業の総称。せん断抵抗(ShearStrength)最大せん断荷重を切口総面積で割った値。一般的に、せん断抵抗は引張り強さの80%とされることが多い。[せん断加工の例]7塑性(Plasticity)破断することなく、永久的な形状変化を受けうる物質の性質。そり(Camber)薄板、帯板および板材などの縁にそって見るときにあらわれる、ほんのわずかな突起。ゆがみ変形によるそりのそり量。曲がりが生じる現象の成形トラブル。だれ(Penetration)せん断加工された断面のパンチ側に生ずる丸みを持った部分。縮みフランジ(ShrinkFlange)平板ブランクから曲線状の曲げ縁に沿ってフランジを成形する際に、曲げ縁方向に圧縮をうけ縮むような形状となるフランジ。トリミング(Trimming)成形品の口縁部の不要部分を切断する作業。逃げ(Draght)スクラップ、ブランクがひっかからないで落下するようにダイに付ける逃しをいう。逃げ角(DraghtAngle)ブランクあるいはスラグが、ダイにひっかからないで落下するようにダイの穴につけられた傾斜角をいう。二次加工(SecondaryOperation)a:せん断面b:破断面c:だれd:バリ(かえり)8プレス加工で半成品を、さらに次の工程でプレス加工すること。伸びフランジ(StretchFlange)曲げ縁方向に引張りをうけて成形されたフランジ。バーリング(Burring)素材に下穴をあけ、穴の緑を円筒状に伸びフランジ加工をすること。破断(Rupture)材料に破壊(割れ)が生じ、材料が二つ以上に分離してしまうこと。破断面(FracturedSurface)せん断製品の破断した部分で、結晶粒面が現われ微少の凹凸のはなはだしい部分。バリ(Burr)せん断切口面に生ずる小さいまくれの部分。かえり。V曲げ(V-Bending)加工断面がアルファベットのV字状の曲げ。ブランク(Blank)a:せん断面b:破断面c:だれd:バリ(かえり)9プレス作業のために打抜きあるいは切断した板状の素材。フランジ(Flange)絞り加工で成形された製品の縁の部分。分断(Parting)プレス型で板金からバリ側が同じになるように、2つ以上の部品をわずかな幅のくずれを出して切断する加工。曲げ(Bending)金属の棒材、管材、板材をダイやロールを用いて曲げる加工。曲げ角(BendAngle)曲げ加工が行われた角度。曲げ半径(BendRadius)材料の曲げの部分の内側の曲率半径、または曲げ加工用のパンチ、ダイの角の丸みをいう。耳(Ear)圧廷などによって、異方性をもつ材料の深絞り加工品の口緑部にできる局部的な突起。U曲げ(U-Bending)アルファベットのU字型をした曲げ。リブ(Rib)10曲げ加工品などに補強のためにつける成形部分。割れ(Crack)一部分が底抜けしたり、曲げ部分がひび割れする現象の成形トラブル。部品・機器用語【あいうえお順】アイレットマシン(EyeletMachine)多列スライド式自動プレス。アキュムレータ(Accumulator)多量のエネルギーを短時間に放出させたり、圧力変動の緩和などに用いる蓄圧容器。アプセッタ(Upsetter)据込み精密鍛造用の機械プレス。アンコイラ(Uncoiler)コイル材を心棒で支持して外周から卷きほぐす装置。安全装置(SafetyDevice)保護カバー類を除く、危険を除去または低減する装置。11安全プラグ(SafetyPlug)安全のために、スライドの運転操作回路を遮断できる抜き差しができる形式のスイッチ。安全ブロック(SafetyBlock)スライドの落下を防止するために上型と下型との間に挿入するブロック。金型交換などの時に、突然金型が落下して作業者に危害を与えないように金型の間に挿入する。位置決めキー(PositioningKey)パンチ、ダイボタンなどに一定の方向性を持たせるためのキー。加圧能力(Capacity,NominalForce)プレス機械の発生できる最大加圧力。ガイドピン(GuidePin)/ガイドポスト(GuidePost)位置決めをするための案内をするピン、または、ポスト。下部シューに常時固定され、上部シューにはめあわされる。12ガイドブシュ(GuideBushing)ガイドポストとはめ合って関係位置決めをするための円筒状スリーブ。ガイドリフタ(GuideLifter)可動ストリッパを一次加工で用いる順送り型の場合に、材料をつかえずに精度良く送るために使用する。下死点(BottomDeadCentre)スライドがある調節下で行うストロークの最下点。可動ストリッパ(KnockoutActuatedStripper)通常、パンチ側に組み込まれてパンチにくいついた材料を取りはずす動きをするストリッパ。13過負荷防止装置(OverLoadProtector,OverLoadDevice)機械プレスでスライド加圧機構に過負荷が発生したとき、自動的にプレス側の破損を防止する装置。ギャップ(ThroatDepth)C形フレームのプレス機械で、スライドの中心からフレーム内面までの寸法。切刃(CuttingEdge)せん断加工に用いられるパンチ、ダイの切断刃先。クッションピン(CushionPin)ダイクッション装置からプレス型のプレッシャパッドへ圧力伝達するピン。クラウン(Crown)14ストレートサイド形組立式フレームの頭部で、一般に駆動部品を内蔵する部分。クラッチ(Clutch)駆動軸と従動軸を連結、あるいはしゃ断する継手。スライドの運動を制御するため設ける。クランク角度表示計(CrankAngleIndicator)機械プレスで、スライドのストローク位置を角度で表示できるようにした計器。クランクプレス(CrankPress)クランク機構によってスライドを駆動するプレス。ゲージ(Gage)加工材料が型の決められた位置におさまるようにした位置決め具、材料寸法という意味にも使われる。グリッパフィーダ(GripperFeeder)機械的な機構や油圧などで作動するグリッパブロックによって材料をつかんで送る装置。15コイルカー(CoilCar)コイル材をアンコイラへ挿入する専用車。コイルクレードル(CoilCradle)コイル状に巻いた素材を支持し、回転できるスタンド。消費速度にあわせて巻きほぐす役目をする装置。コイルスプリング(CoilSpring)ばね。部品を押し戻したり、引張ったりする。高速自動プレス(High-SpeedAutomaticPress)順送り装置を内蔵したプレス。固定ストリッパ(FixedStripper)ダイブロックの上面に取付けられてパンチに食いついた材料を16取りはずす働きをするストリッパ構造。コネクチングロッド(ConnectingRod)スライド部やプランジャに連結し、スライドを往復運動させる部品。C形フレーム(C-Frame)プレス機械フレームを横から見た形がアルファベットのC形をした、作業域の前と左右の三方が連続した空間をもつフレーム。可傾式と固定式がある。シェービングプレス(ShavingPress)シェービング加工用の機械プレス。ジグザグプレス(StaggerCutPress)板材をジグザクに送って、連続に打抜き作業をするプレス。シャットハイト(ShutHeight)17スライド、ストローク下死点、スライド調節、上り切りの状態でプレスベッド上面よりプレスベッド下面までの高さ。シャトルフィーダ(ShuttleFeeder)2