134改改改改新新日までに主治医に文書で報告されていることホ画像診断報告書には参照画像を添付すること2デジタル映像化処理加算の廃止現行改正案【デジタル映像化処理加算】イ単純撮影の場合60点ロ特殊撮影の場合64点ハ造影剤使用撮影の場合72点ニ乳房撮影の場合60点廃止平成21年度末までの経過措置【デジタル映像化処理加算】○○○点電子画像管理加算との併算定不可3コンピューター画像処理加算の見直し(対象拡大及び点数の引上げ、名称変更)現行改正案【核医学診断料及びコンピューター断層撮影診断料】コンピューター画像処理加算60点【核医学診断料及びコンピューター断層撮影診断料】(名称変更及び点数の引上げ)電子画像管理加算○○○点【エックス線診断料】電子画像管理加算イ単純撮影の場合○○○点ロ特殊撮影の場合○○○点ハ造影剤使用撮影の場合○○○点ニ乳房撮影の場合○○○点135骨子【Ⅲ-4-(6)】先進医療技術の保険導入第1基本的な考え方医療技術の高度化等に対応する観点から、先進医療専門家会議における検討結果を踏まえ、先進医療技術について保険導入を行うものである。特に今回は先進医療の制度を開始してから初めての保険導入であり、それまでの高度先進医療として長期間に渡って実施されてきた医療技術について重点的に評価し、保険導入されている点が特徴といえる。第2具体的な内容先進医療技術は、現時点(平成20年1月1日現在)において125技術あるが、今回の評価対象となった98技術のうち、24技術(別紙)について保険導入を行うものである。(ただし、保険導入に当たり、適応症や実施する施設等について適切な条件を付されるものもある。)(例)(1)患者の負担が軽減されるもの(治療時の身体的負担など)・内視鏡下小切開泌尿器腫瘍手術・抗がん剤感受性試験・眼底三次元画像解析(2)より高い治療効果が見込まれるもの・強度変調放射線治療(IMRT)・生体部分肺移植術・超音波骨折治療法・DNA診断(栄養障害型表皮水疱症、脊髄性筋萎縮症など)(3)より正確な手術の支援が見込まれるもの・自動吻合器を用いた直腸粘膜脱又は内痔核手術(PPH)・画像支援ナビゲーション・実物大臓器立体モデルによる手術計画・焦点式高エネルギー超音波療法【Ⅲ-4(医療安全の推進と新しい技術等の評価について)-④】136(別紙)・自動吻合器を用いた直腸粘膜脱又は内痔核手術(PPH)・強度変調放射線治療・内視鏡下小切開泌尿器腫瘍手術・画像支援ナビゲーションによる内視鏡下鼻内副鼻腔手術・顔面骨又は頭蓋骨の観血的移動術・培養細胞による先天性代謝異常診断・実物大臓器立体モデルによる手術計画・歯周組織再生誘導法・接着ブリッジによる欠損補綴並びに動揺歯固定・焦点式高エネルギー超音波療法・レーザー応用による齲蝕除去・スケーリングの無痛療法・栄養障害型表皮水疱症のDNA診断・家族性アミロイドーシスのDNA診断・不整脈疾患における遺伝子診断・画像支援ナビゲーション手術・生体部分肺移植術・脊髄性筋萎縮症のDNA診断・抗がん剤感受性試験:注・中枢神経白質形成異常症の遺伝子診断・グルタミン受容体自己抗体による自己免疫性神経疾患の診断・超音波骨折治療法・眼底三次元画像解析注:「抗がん剤感受性試験」については、3技術を1技術にまとめて保険導入するもの。137骨子【Ⅲ-4-(7)】新規医療技術の保険導入第1基本的な考え方医療技術の進歩・高度化等に対応する観点から、中医協・診療報酬調査専門組織の医療技術評価分科会において、優先的に保険導入すべき新規医療技術の検討が行われたもの。第2具体的な内容学会からの要望のあった681技術のうち、42の新規技術について保険適用する優先度が高いと評価された。(例)(1)医療機器決定区分C2(新機能、新技術)に係る技術(頸動脈ステント等)(2)ベッセルシーリングシステム(3)生体臓器移植ドナーの安全管理料(4)神経学的診察技術料(5)穿刺に係る技術の評価(経皮経管的肝膿瘍ドレナージ等)(6)四肢リンパ浮腫に対する弾性着衣(ストッキング等)等【参考】1ベッセルシーリングシステム手術を行う際には、必ず出血を止めるために、止血が必要となるが、内視鏡手術では安全な止血を行うため、コンピューターにより自動制御された内視鏡手術用の電気メスにより止血を行う。【Ⅲ-4(医療安全の推進と新しい技術等の評価について)-⑤】1382頸動脈狭窄に対する血管拡張・ステント留置術大腿動脈から挿入したカテーテルを用いて、頸動脈の狭窄部位をバルーンで拡張する。そして、拡張後に血管壁内の粥腫等が脳内に飛散するのを防ぐ措置を講じた上で、ステントを狭窄があった部位まで誘導し留置する手術である。139骨子【Ⅲ-4-(7)】既存技術の診療報酬上の評価の見直し第1基本的な考え方既存の医療技術の適正な技術評価を図る観点から、中医協・診療報酬調査専門組織の医療技術評価分科会において、既存医療技術の増点、減点、廃止、要件の見直しに関する再評価の検討が行われたもの。第2具体的な内容学会からの要望のあった681技術のうち、62の既存技術について再評価(点数の増点等)を実施する優先度が高いと評価された。(例)(1)感染患者の手術における加算の引上げ(B型肝炎感染症患者若しくはC型肝炎感染患者等の感染患者の手術における感染防止対策について、それ以外の患者以上の技術が必要となることによる再評価)(2)帝王切開術における麻酔管理の加算の創設(通常の硬膜外麻酔や脊椎麻酔に比べ、帝王切開時の麻酔は、血圧が下がりやすい等の合併症に対する術中麻酔管理に高度な技術が必要となることによる再評価)(3)穿刺技術に係る点数の引上げ(上顎洞穿刺等の再評価)等【Ⅲ-4(医療安全の推進と新しい技術等の評価について)-⑥】140【Ⅲ-5(オンライン化・IT化の促進について)-①】骨子【Ⅰ-1】【Ⅲ-6-(1)】電子化加算の見直し※電子化加算の見直しについては、「Ⅰ-1-①明細書の発行の義務化及び電子化加算の見直し」を参照のこと。141【Ⅳ-1新しい技術への置換え-①】改改骨子【Ⅳ-1-(1)】処置の見直しと医師の専門的技術の評価第1基本的な考え方1医師による診断と適切な指導があれば、必ずしも医師等の医療従事者による高度な技術を要せず、患者本人又は家人により行うことが可能な処置については、基本診療料に含めて評価を行う。2一方、各診療科特有の専門的医学管理や指導のうち、疾患の重症化や合併症に対し効果的なものについては、評価を行う。第2具体的な内容(1)処置の見直しについて現行改正案【皮膚科軟膏処置】1100平方センチメートル未満【消炎鎮痛等処置】3湿布処置ロその他のもの【熱傷処置】1100平方センチメートル未満【眼処置】所定点数には、洗眼、点眼、片眼帯、巻軸帯を必要とする処置、蒸気罨法、熱気罨法、イオントフォレーゼ及び麻薬加算を含む【耳処置】点耳、耳浴、耳洗浄及び簡単な耳垢栓除去を含む【鼻処置】鼻吸引、鼻洗浄、単純鼻出血及び鼻前庭の処置を含む【皮膚科軟膏処置】1(削除)【消炎鎮痛等処置】3湿布処置ロ(削除)【熱傷処置】1については、第1度熱傷では算定しない【眼処置】所定点数には、片眼帯、巻軸帯を必要とする処置、蒸気罨法、熱気罨法、イオントフォレーゼ及び麻薬加算を含む【耳処置】耳浴及び耳洗浄を含む【鼻処置】鼻吸引、単純鼻出血及び鼻前庭の処置を含む142改改新新(2)皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ)の対象疾患の追加現行改正案【皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ)】[対象疾患]帯状疱疹、じんま疹、アトピー性皮膚炎(16歳以上の患者が罹患している場合に限る。)、尋常性白斑、円形脱毛症【皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ)】[対象疾患]帯状疱疹、じんま疹、アトピー性皮膚炎(16歳以上の患者が罹患している場合に限る。)、尋常性白斑、円形脱毛症、脂漏性皮膚炎耳鼻咽喉科特定疾患指導管理料○○○点[算定要件]1耳鼻咽喉科を標榜する保険医療機関において、耳鼻咽喉科を担当する医師が、別に厚生労働大臣が定める患者であって入院中以外のものに対して、計画的な医学管理を継続して行い、かつ、療養上必要な指導を行った場合に、月1回に限り算定する2初診料を算定する日に行った指導又は当該初診の日から1月以内に行った指導の費用は、初診料に含まれるものとする3入院中の患者に対して指導を行った場合又は退院した患者に対して退院の日から1月以内に指導を行った場合における当該指導の費用は、入院基本料に含まれるものとする[対象疾患]15歳未満の滲出性中耳炎(疾患の反復や遷延がみられるものに限る。)143【Ⅳ-1(新しい技術への置換え)-②】新新新新骨子【Ⅳ-1-(2)】虫垂切除術に係る病状に応じた技術の評価第1基本的な考え方急性虫垂炎に対して標準的に行われている虫垂切除術や腹腔鏡下虫垂切除術は、炎症の程度(重症度)により手術の難易度は様々であるが、現行の診療報酬では炎症の程度や難易度による技術の評価はされておらず、臨床との乖離が見られるとの指摘がある。このため、重症度を表す虫垂周囲膿瘍を指標として、虫垂切除術及び腹腔鏡下虫垂切除術の評価について見直す。第2具体的な内容虫垂周囲膿瘍の有無により分類し、腹腔鏡下虫垂切除術を再評価する。現行改正案【虫垂切除術】6,210点【腹腔鏡下虫垂切除術】18,000点【虫垂切除術】1虫垂周囲膿瘍を伴わないもの○○○点2虫垂周囲膿瘍を伴うもの○○○点【腹腔鏡下虫垂切除術】1虫垂周囲膿瘍を伴わないもの○○○点2虫垂周囲膿瘍を伴うもの○○○点144【Ⅳ-1(新しい技術への置換え)-③】改改骨子【Ⅳ-1-(3)】超音波検査におけるパルスドプラ法の評価の廃止第1基本的な考え方心臓や腹部などに行われている超音波検査は、侵襲(身体への負担)の少なさや簡便さから多くの医療機関で普及し、現在では種々の診断や治療に欠くことのできない医療機器の1つとなっている。また、超音波機器の特殊機能の一つであるパルスドプラ機能は、機器の進歩により、現在では標準搭載されている機能である。特に心臓超音波では、他の領域に比べて実施率が高く、基本的な機能と考えられるため、特別な評価を廃止し、検査料の基本部分に含めて評価を行う。第2具体的な内容心臓超音波検査について、基本検査料を見直した上で(増点)、UCGにおける「パルスドプラ法加算」を廃止する。現行改正案【超音波検査】3UCGイ断層撮影法及びMモード法による検査780点ロMモード法のみによる検査400点ハ経食道的超音波法800点注1パルスドプラ法加算200点【超音波検査】3UCGイ断層撮影法及びMモード法による検査○○○点ロMモード法のみによる検査○○○点ハ経食道的超音波法○○○点注1パルスドプラ法加算廃止145【Ⅳ-2(後発医薬品の使用促進等について)】骨子【Ⅳ-2-(1)(2)(3)(4)(5)(6)】後発医薬品の使用促進等第1基本的な考え方これまで、後発医薬品の使用促進のため、処方せんに「後発医薬品への変更可」のチェック欄を設け、処方医が、処方せんに記載した先発医薬品を後発医薬品に変更して差し支えない旨の意思表示を行いやすくするなどの対応を行ってきたが、後発医薬品に変更された処方せんの割合はまだ低いため、後発医薬品の更なる使用促進のために、「後発医薬品の使用促進のための環境整備の骨子」に基づき、環境整備を行う。第2具体的な内容1処方せん様式の変更処方せんの様式を変更し、処方医が、後発医薬品に変更することに差し支えがあると判断した場合に、その意思表示として、所定のチェック欄に、署名又は記名・押印することとする。(別紙)※処方医が、処方せんに記載した先発医薬品の一部についてのみ後発医薬品への変更に差し支えがあると判断した場合には、「後発医薬品への変更不可」欄に署名又は記名・押印を行わず、当該先発医薬品の銘柄名の近傍に「変更不可」と記載するなど、患者及び処方せんに基づき調剤を行う薬局の薬剤師いずれもが、明確に変更不