ユビキタスネットワーキングフォーラムシンポジウム2010中国の物聯網(Internetofthings)中国の物聯網(Internetofthings)プロジェクトの動向2010年6月21日株式会社野村総合研究所井上泰一構成構成1お伝えしたいこと1.お伝えしたいこと2.物聯網プロジェクトの動向3物聯網プロジェクトへの挑戦3.物聯網プロジェクトへの挑戦Copyright(C)2010NomuraResearchInstitute,Ltd.Allrightsreserved.11お伝えしたいこと1.お伝えしたいこと2.物聯網プロジェクトの動向3物聯網プロジェクトへの挑戦3.物聯網プロジェクトへの挑戦Copyright(C)2010NomuraResearchInstitute,Ltd.Allrightsreserved.2中国では2009年後半から物聯網(ウレンワン)に関する動中国では、2009年後半から、物聯網(ウーレンワン)に関する動きが活発化。2010年の全人代でも温家宝首相が、物聯網の研究開発、応用の加速に言及。開発、応用の加速に言及。地方政府(省市)毎に特徴を持った戦略策定やモデルプロジェ地方政府(省、市)毎に特徴を持った戦略策定やモデルプロジェクトが始動。概念から具体的な案件に落とし込み始めている段階。ユビキタスネット社会に関する日本の研究開発、実証実験、実導入の経験を活かすチャンスであり実際に日本の経験に中国側入の経験を活かすチャンスであり、実際に日本の経験に中国側の関心は高い。しかし、参入には相当の工夫が必要。Copyright(C)2010NomuraResearchInstitute,Ltd.Allrightsreserved.31お伝えしたいこと1.お伝えしたいこと2.物聯網プロジェクトの動向3物聯網プロジェクトへの挑戦3.物聯網プロジェクトへの挑戦Copyright(C)2010NomuraResearchInstitute,Ltd.Allrightsreserved.4中国のインターネット人口は3.8億人を突破。普及率では日本の2000年頃の水準日本の2000年頃の水準。普及率は26%を超える2010年中に42億人を突破5(億人)普及率は26%を超える。2010年中に4.2億人を突破。42.98(2008.12)人口3米国中国ト利用者人3.84(2009.12)2日本ンターネッ01インCopyright(C)2010NomuraResearchInstitute,Ltd.Allrightsreserved.5出所)ITU,CNNIC020032004200520062007200820092010中国の課題にソリューションを与える社会基盤への要請が高揚感知中国の誕生の背景になっている高揚。感知中国の誕生の背景になっている。外貨準備高外貨準備高為替、金融改革エネルギー、環境問題農業社会基盤に関する農業問題新産業創生交通システム要請の高まり通インターネット普及率26%3G、地域網インフレ…×ICTインフレ第三地域万博戦略VISION「感知中国」の登場市民カード改革開放と外資規制フィルタリング問題戦略VISION「感知中国」の登場社会的課題に対応する「J戦略Copyright(C)2010NomuraResearchInstitute,Ltd.Allrightsreserved.6フィルタリング問題…社会的課題に対応する「u-Japan戦略」物聯網は「モノのネットワーク」の総称であり、感知中国の実装技術の総称として考えられている装技術の総称として考えられている。単純な「モノとモノの繋がり」だけではなく「モノと人の繋がり」も単純な「モノとモノの繋がり」だけではなく、「モノと人の繋がり」も意識した環境を想定している。センシング(感知)モノとモノの繋がりモノと人の繋がり物聯網有線ネットワーク無線ネットワーク物聯網各種通信技術各種通信プロトコル各種情報技術Copyright(C)2010NomuraResearchInstitute,Ltd.Allrightsreserved.7物聯網の基点は「SmarterPlanet(IBM)」と「IOT(InternetofThi)温家宝総理の提案後2009年後半中国でブムThings)」。温家宝総理の提案後、2009年後半、中国でブーム。主要な出来事ポイント2009年8月温家宝首相が中国科学院無錫高新微納センサーネット工程研究センターを視察した際に、初めて“センシングネトワク”“感知中国”の概念を9国家科学技術研究の重点分野として物聯網の発展を加速させる9中国のセンシング情報センター、あるいはネットワーク”、“感知中国”の概念を提唱「感知中国センター」を設立するように指示2009年9月工業信息化部を中心にセンサーネットワク標準化委員会が設立された9物聯網標準化のプラットホームの構築技集究ワーク標準化委員会が設立された9コア技術を集中的に研究し、センサーネットワークの国際標準を主導する狙い2009年11月温家宝首相は北京科学技術業界の有識者と面会再度物聯網の重要性9センサーネットワーク、物聯網のコア技術の突破産業全体の情報化のレベルアプ有識者と面会、再度物聯網の重要性を強調の突破、産業全体の情報化のレベルアップ9中国産業構造改革や情報化社会を実現するためのエンジンにするががづ2009年11月国務院が無錫市を中国物聯網実験都市の第一号として正式承認9物聯網が正式に国家戦略として位置づけられる2010年3月「全人代」では物聯網産業を戦略的新興産業の中の昀重要テとして位9新エネルギー自動車、三網融合(通信、放送インタネトの融合)物聯網は確実Copyright(C)2010NomuraResearchInstitute,Ltd.Allrightsreserved.8興産業の中の昀重要テーマとして位置づけた送、インターネットの融合)、物聯網は確実に成果を出さなければならない第11期全人代では「戦略振興産業」が国家戦略として位置づけられ物聯網や三網融合が最重視置づけられ、物聯網や三網融合が最重視。今年の「全人大」では「戦略新興産業」として新エネルギー環境保護・省エネ今年の「全人大」では「戦略新興産業」として新エネルギー、環境保護・省エネ、バイオ医薬と並べて情報ネットワーク産業の発展を国家戦略として位置づけ。中国発展改革委員会によると今年6月を目処に戦略新興産業発展戦略の素案を完成9月には「戦略新興産業第十二次五ヵ年計画」が公表される見通し案を完成。9月には「戦略新興産業第十二次五ヵ年計画」が公表される見通し。今後は新エネルギ新材料省エネ今後は新エネルギー、新材料、省エネ、バイオ、情報ネットワークそして先端製造業を重点的に発展させるとくに製造業を重点的に発展させる。とくに新エネ自動車、三網融合そして物聯網は確実に成果を出さなければならないは確実に成果を出さなければならない。。そのためには戦略新興産業への投資や支援策を強化するCopyright(C)2010NomuraResearchInstitute,Ltd.Allrightsreserved.9支援策を強化する。温家宝首相、全国人民大会、2010年3月5日中央政府のセンサネットワーク標準化委員会に8つのプロジェクトチム発足テマ毎に標準化研究を推進プロジェクトチーム発足。テーマ毎に標準化研究を推進。プロジェクトチーム1標準化体制とシステムフレームワーク1標準化体制とシステムフレームワーク2インターフェース技術3標識技術標準化プロジェクト3標識技術4情報セキュリティー技術5通信と情報交換6共同情報処理研究プロジェクト7国際標準化8電力業界調査研究Copyright(C)2010NomuraResearchInstitute,Ltd.Allrightsreserved.10電力業界調査研究野村総研は中国物聯網標準化委員会に承認された初の外資系企業である初の外資系企業である。中国物聯網標準化委員会は中国工業信息化委員会傘下の組織中国物聯網標準化委員会は中国工業信息化委員会傘下の組織であり、中国物聯網の標準化を担当。中国物聯網標準化委員会構成員リスト(部分)中国電子技術標準化研究所野村総研(上海)諮問有限公司Lenovo華為科技有限公司復旦大学チャイナテレコム復旦大学チャイナテレコム中国科学院ソフトウェア研究所チャイナユニコム中国電子科学技術集団第七研究所チャイナモバイル中国電子科学技術集団第七研究所チャイナモバイル…………Copyright(C)2010NomuraResearchInstitute,Ltd.Allrightsreserved.112009年12月16日日本経済新聞朝刊地方政府の動きが活発化してきており、各都市で特徴をもった活動を計画している年月都市主な動き特徴をもった活動を計画している。年月都市な動2009.09瀋陽市IBMとスマートシティの実証実験2009.11北京市中関村物聯網産業連盟が設立200912成都市成都九州集団億元を投資して物聯網産業園を作る予定2009.12成都市成都九州集団3億元を投資して物聯網産業園を作る予定2009.12重慶市無錫物聯産業研究院と重慶郵電大学と合作協定を結び、中国西部で昀初の物聯網研究センターを作る上海電タグと物聯網産学連盟が設立物聯網年“年クシプ2009.12上海市上海電子タグと物聯網産学研連盟が設立、物聯網2010—2012年“三年アクションプラン“の作成に着手,スマート家電と衝突防止自動車を重点的に取り組む2009.12杭州市中国電気科学集団とMoUを結び、公共安全、物聯網、自動車知能化、ITSと新エネルギの領域で合作ルギの領域で合作2009.12大連市大連市交通と大方装備物聯網工程技術センターが設立2009.12北京市物聯網技術と産業発展戦略を発表2009.12広州市関東物聯網トップフォーラムを開催、関東省でIPV6へのシフトをリード2010.01済南市情報セキュリティ都市を目指した計画を策定201002重慶市物聯網の技術規格や商品化の開発を担う研究施設「クリーンテクノロジー研究開発Copyright(C)2010NomuraResearchInstitute,Ltd.Allrightsreserved.122010.02重慶市センター」を米シスコ社、重慶市、重慶郵電大学で設置省や市政府ではモデルプロジェクトの募集が始まっている省や市政府ではモデルプロジェクトの募集が始まっている。(参考)江蘇省の物聯網モデルプロジェクト公募内容(6月上旬に応募締切)(参考)江蘇省の物聯網モデルプロジェクト公募内容(6月上旬に応募締切)テーマ具体例知能工業z工業プロセスにおけるインテリジェント制御知能工業z工業プロセスにおけるインテリジェント制御知能農業z温室の温度・湿度・照度のリアルタイム監視・制御知能物流z物品・コンテナ・車両・人員の監視・調整、食品・薬品のトレサビ知能電力網z送変電設備・高鉄塔の状態監視、遠隔検針知能交通z交通量監視、違反車両取締り、駐車場管理・料金収受知能公共安全z都市エリアの公共安全、建物・橋梁・トンネルの監視知能環境保護z水質・大気質の監視、重点汚染物質排出データの監視知能災害予防制御z洪水災害気象災害地質災害の早期警戒知能災害予防制御z洪水災害・気象災害・地質災害の早期警戒知能ホームz居住区の安全防御、家電・水・電気・ガス等の省エネ管理知能医療・看護z重症患者の監視、個人の健康管理Copyright(C)2010NomuraResearchInstitute,Ltd.Allrightsreserved.13知能医療看護重症患者の監視、個人の健康管理出所)江蘇省公募資料より作成江蘇省無錫市は物聯網モデル都市第1号に認定。活用領域を9つに絞りモデルプジクトで実導入と産業化を同時並行に進め