贈り物から見る日本人日本には上司、親友などに贈り物をする習慣があると思われる。日常生活のなかで贈答がいろいろな場合で行われている。祭りの以外に、誕生日、結婚、入学など人生の中で重要な時に贈ることばかりではなく、出張、引越しの時までお土産、蕎麦面などを贈ることもある。従って、贈り物の習慣も日本の日常生活の中で欠かせない一部分になっている。本論文では、主に日本の贈り物の風習を踏まえて、贈り物の禁物、言葉などの面から、更に日本人のどんな性格が反映されるのかについて検討していきたいである。贈り物の習慣については、これまですでに多くの研究がされてきている。たとえば、「贈り物と人間関係」の文章には日本における贈答の習慣がこういう述べられている。贈り物をする時、日本人は精神を重んじ、相手が自分の気持ちを感じ取れるのは一番大切なことである。だから、日本で品物の中身より包装が重視される。もう一つ面白いと感じているのは、せっかく準備した品物を渡す時、日本人が受け取る者の負い目の感情を軽滅しために、本音を隠れがち、建前を言うのが好きである。この論文では、贈答する時の注意事項などが示されている。しかし、反映された日本人の性格については解明されていない。それために、先行研究を踏まえて、贈り物の包装、禁物、言葉などを分析し、また、日本人の性格を考察していきたいである。日本では贈り物について「心を贈る」という意識が社会通念として定着しているので、中身より包装が重視される傾向がよく見られる。贈り物は安くても高くても、常に厚く包まれている。そして、相手が気に入る包み紙も真面目に選ぶ。品物によっては、商品の包み紙の上に奉書をかけ、水引を結ぶ場合もある。贈り物の包装が重視されることによって、日本人は外見の美しさを求めるといった性格を持ている。