た行たいしょ(対処)·相手が大物なので、対処を間違えると責任問題にもなりかねない。「處理、應付」だいなし(台無し)·楽しみにしていたキャンプも、雨で台無しになった。「斷送、糟蹋」タイミング·いつ頼みごとを切りだそうかとタイミングを見計らっている。「時機」たくましい(逞しい)·ひ弱だった彼も、苦労してからすっかりたくましくなった。「堅強、旺盛、健壯」たくみ(巧み)·漁師は、巧みに綱を操って魚を追い込んでいく。「巧妙、精巧」たずさわる(携わる)·この仕事に携わるのが私の小さい時からの夢でした。「參與、從事」たっせい(達成)·売り上げの目標を達成する。「達成、完成」たてまえ(建前)·商人は、お客さま第一を建前としている。「方針、原則」·本音と建前は別だ。「場面話」たどる(辿る)·歴史をたどって、ことばの意味の変化を知る。「追溯、探索」·破滅の運命をたどる。「走向」たばねる(束ねる)·洗った髪を一つに束ねる。「包、捆、束」·町内を束ねる。「管理、整頓」だぶだぶ·今の若者のあいだでは、だぶだぶのズボンが流行している。「又肥又大」·ソースをだぶだぶにかける。「満、盈」たもつ(保つ)·安定した生活を保つためには、最低限の収入が必要だ。「保持、維持」たやすい(容易い)·彼の技術があれば、一日で仕上げるのはたやすい。「容易、輕易」たよう(多様)·日本でも、雇用形態は多様になってきた。「多種多樣」だるい·月曜の朝は、少し体がだるいように思う。「発倦、慵懶」たるむ(弛む)·大きな仕事を一つ片づけたら、気がたるんでしまった。「松懈」たんいつ(単一)·単一民族から成る国家は数少ない。「単一」ちゃくもく(着目)·着目すべき点を間違えると、問題が思わぬ方向へ進んでしまう。「著眼、注目」ちやほや·田中さんは一人っ子なので、ちやほやされて育った。「溺愛、嬌養」ちゅうこく(忠告)·あの時、君の忠告がなければ、今頃私はどうなっていたかわからない。「忠告」ちゅうしょう(中傷)·そんな噂は、私を陥れるための中傷にすぎない。「中傷、誹謗」ちょうほう(重宝)·彼女はよく気がつくので、皆から重宝されている。「器重、愛惜」·いろいろに使えて重宝な用具。「便利、適用」ちょくちょく·彼はちょくちょくこの店にくるので、近いうちに会えると思う。「時常、往往」ちらっと·ちらりと·電車の中でちらっと見ただけなので、よく覚えていない。「一閃、一晃」ついやす(費やす)·彼女は、一日のほとんどを読書に費やす。「花費」·つまらないことでむだに時間を費やした。「浪費」つうせつ(痛切)·挑戦者はチャンピオンに敗れて、力の差を痛切に実感した。「痛切、深切」つかのま(束の間)·彼は、束の間の休暇を思いっきり楽しんだ。「轉瞬、轉眼之間」つきなみ(月並み)·企画会議は長時間に及んだが、月並みな案しか出なかった。「平庸、平凡」·月並みの行事。「毎月」つきる(尽きる)·がむしゃらに働いてばかりいると、体力がつきてしまう。「用完、窮尽」つくす(尽くす)·全力を尽くして戦ったが、いま一歩及ばなかった。「尽力、皆尽」つくづく·つくづく会社が嫌になった。「深切、痛切」·つくづく考える。「仔細」つげる(告げる)·別れを告げる場面は、涙を誘われる。「告知、通知」つじつま(辻褄)·この小説は前半と後半で矛盾があり、話のつじつまが合わない。「條理、首尾、前後」つつしむ(謹む)·失礼にならないよう言葉を謹む。「謹慎、慎重」·病気中はタバコを謹みなさい。「節制」·謹んで新年のお慶びを申し上げます。「謹、敬」つっぱる(突っ張る)·そんなに最後まで突っ張るのなら、もう勝手にしなさい。「支撐、頂」·横腹が突っ張る。「突然劇痛」つとめて(努めて)·複雑な話を、努めて簡単に伝えようとした。「盡量、盡可能」つねる(抓る)·彼はあまりのうれしさに、夢ではないかと自分のほおをつねってみた。「擰、掐」つのる(募る)·交通安全の標語を、広く一般から募ることにした。「征集、招募」·離れれば離れるほど恋しさが募る。「越來越厲害」つぶやく(呟く)·独り暮らしを始めてから、老人はしょっちゅう何かつぶやくようになった。「發牢騷」つぶら(円ら)·子供のつぶらな瞳を見ていると、心がなごむ。「圓」つぶる(瞑る)·顔の前で手を叩かれると、人は思わず目をつぶる。「閉眼」·いましばらく目をつぶっていてください、そのうちに彼もわかってくれるでしょう。「假裝不知道」つまむ(摘む·撮む)·どうぞ手でつまんで食べてください。「抓、挾」·要点をつまんで話す。「摘取」つらなる(連なる)·国境近くに山々が連なっていた。「成排、連綿」·国際問題につらなる事件。「牽渋」·委員の末席につらなる。「列席」[next]つらぬく(貫く)·初志を貫いて、目的の大学に入った。「貫徹、堅持」·運河がしの中央を貫いて流れる。「穿過」つらねる(連ねる)·修学旅行の一行は、5台のバスを連ねて出発した。「連成一排」てあて(手当)·給料には家族手当や住宅手当が含まれている。「津貼、補貼」ていぎ(定義)·美しさの定義は、人それぞれ違うものです。「定義」ていけい(提携)·関連企業との提携が、唯一残された会社再建の道です。「協作、合作」ていさい(体裁)·パーティの会場を体裁よく飾る。「門面、樣式」·私はお体裁を言えない性格だ。「奉承話」ておくれ(手遅れ)·医者に見せた時には、病気はかなり進行していて、もはや手遅れだった。「耽誤、錯過」てがかり(手懸り)·犯人逮捕の手がかりを、一般市民からの情報によって得た。「綫索、頭緒」てがける(手掛ける)·彼が手掛けた仕事のほとんどは、人々の高い評価を得ている。「親自動手」てかず(手数)·忙しいので、あまり手数がかかる料理は作れなかった。「麻煩、周折」·手数は多いが決定打がない。「出拳數」てがる(手軽)·朝は、時間がないので、パンとコーヒーで手軽に食事を済ませる。「簡單」てきぎ(適宜)·この料理は、仕上げにパセリを適宜散らすと良いだろう。「酌情、適当」てぎわ(手際)·彼は手際よく魚を料理した。「手法、本領」でくわす(出会す)·こんな所であなたとでくわすなんて、思いもよらなかった。「偶然碰見」てじゅん(手順)·作業に入るまえに手順を確認しておく。「程序、次序」てぢか(手近)·彼は自分の手近にあった灰皿を差し出した。「手辺、眼前」·てぢかな例を挙げる。「常見、淺近」てっきり(手っきり)·てっきりあなたの上司だと思い挨拶したが、どうも人違いだったようだ。「一定、必定」てっする(徹する)·彼らは、夜を徹して、翌日の会議の資料を準備した。「徹(夜)」でなおし(出直し)·人材が集まらないので、計画は最初から出直しになった。「重新開始」てはい(手配)·事件の容疑者が、今夜、指名手配された。「通緝」·食事の手配をする。「安排、部署」てはず(手はず)·手はず通りなら、彼はもう到着している頃だ。「歩驟、程序」てほん(手本)·まず手本を見せますから、後から自分でやってみてください。「範本」·彼は学生のよい手本だ。「模範、榜樣」てまわし(手回し)·司会者の手回しがよかったので、式は順調に進んだ。「預先籌劃」てもと(手元)·今あなたの手元にある印鑑をお借りしたいのですが。「身邊、手頭」てんじる(転じる)·ドラマでは、急に場面が転じて10年後になることがある。「轉換、轉変」てんで·彼女はてんで作法を知らないので困る。「絲毫、完全、根本」といあわせる(問い合わせる)·電話で商品について問い合わせる。「打聽、査詢」とう~·当社のキャッチフレーズはざん新なものにしたい。「本、現在」どうかん(同感)·記事を読んで、著者の主張には同感できるところが多々あった。「同感」とうてい(到底)·これだけ点差をつけられては、とうてい勝てないだろう。「無論如何也」どうとう(同等)·私は、生徒達を全員同等に扱っているつもりだ。「同等」どうどう(堂々)·意見を発表する間、堂々とした態度をくずさないようにした。「堂堂正正、無所顧忌」どうにか·どうにか彼はこの窮地を切り抜けた。「總算、好歹」どうやら·どうやら雨も上がったようだから、外に出掛けよう。「多半、大概」·10時の飛行機にどうやら間に合いそうだ。「好歹、好容易」とおざかる(遠ざかる)·汽笛がだんだんと遠ざかる。「離遠」·心臓を患って以来久しく酒とたばこから遠ざかっている。「節制、疏遠」とかく·12月はとかく忙しくて、おちつかない。「這樣那樣、不知不覺之間」·寒い時にはとかく風邪を引きやすい。「動不動、總是」とがめる(咎める)·彼は理由もなく人をとがめることはしない。「責備、責難」·深夜、警官にとがめられる。「盤問」·とがめるから傷をいじっちゃいけないよ。「紅腫、発炎」ときおり(時折)·時折彼はこの家にやってくる。「有時、偶爾」とぎれる(途切れる)·話がとぎれて気まずい沈黙の時間が流れた。「間斷、中斷」どくじ(独自)·独自の製品を開発しないと、会社の業績は上がらないだろう。「独自」とげる(遂げる)·彼は獣医になるという目的を遂げた。「達到、完成」とだえる(途絶える)·犯人の足どりはここで途絶えている。「中斷、斷絶」とっさ(咄嗟)·地震が起こった時、私はとっさにガスの火を消した。「猛然、立刻」·とっさの機転。「急中生智」とつじょ(突如)·突如彼は席を立ち、そのまま教室から出て行った。「突然」とどこおる(滞る)·朝·夕のラッシュ時は、車の流れが滞る。「堵塞」·事務の滞ったのをかたづける。「耽擱、延遲」ととのえる(整える·調える)·彼女はデートの前に、服装をもう一度整えた。「整理」·交渋をととのえる。「達成、談妥」となえる(唱える)·彼はこの説を唱えた最初の人だ。「提倡、主張」とぼける(恍ける)·自分の立場が悪くなると、父はすぐとぼける。「裝胡涂」·恍けるのがうまい。「出洋相、搞滑稽」とぼしい(乏しい)·もう三ヶ月も失業中なので、貯金が乏しくなってきた。「缺乏」ドライ·娘はドライな性格だと思われているが、本当はあれで涙もろい。「淡漠、理智」·ドライな取り扱い。「枯燥無味」トラブル·お客様とのトラブルは絶対避けてください。「糾紛」·エンジントラブルで車が走行不能になる。「故障、事故」とりあえず(取り敢えず)·母が入院したとの知らせに、とるものもとりあえず病院に駆けつけた。「趕忙、急忙」·とりあえずビールをくれ。「暫時、姑且」とりわけ·素晴らしい作品ばかりだったが、とりわけ彼女の絵は際立っていた。「尤其、格外」とろける(蕩ける)·最高級のフランス料理を食べて、舌がとろけそうだった。「溶化」·とろけそうな笑顔。「心蕩神馳」どわすれ(度忘れ)·先生の名前を度忘れして恥をかいた。「一時想不起來」とんだ·交通事故で人を死なせるなんて、とんだことをしてしまった。「意外的」·おまえはとんだことをしてくれたね。「嚴重的」な行ないし·英語を学ぶために、アメリカないしイギリスに行きたい。「或者」·完成には5年ないし10年かかるだろう。「到、至」ないしょ(内緒)·花びんを割ってしまったことを、父には内緒にしておいた。「瞞着、秘密」ないしん(内心)·間に合ったから良かったものの、内心冷や冷やした。「内心、心中」なおさら(尚更)·熱があるのならなおさらのこと、旅行は中止した方がいい。「更加、越発」なげく(嘆く)·母は、息子が勉強しないで遊んでばかりいると嘆いた。「嘆惋、哀嘆」なげだす(投げ出す)·練習がつらくて、途中で投げ出してしまった。「放棄、抛棄」·泥棒は手提げ金庫を投げ出して逃げた。「扔下、甩」·命を投げ出す。「豁出」なごやか(和やか)·お茶を飲みながら和やかに語り合った。「和諧」なごり(名残)·冬のなごりの雪が、まだあちこちに見えた。「残餘」·いつまではなしても名残は尽きない。「惜別、依恋」なさけ(情け)·人の情けにすがるのもよいが、自分の努力が肝心だ。「同情、慈悲」·情けを知る年ごろ。「愛情、恋情」·なさけ容赦もなく。「情面、情義」なさけない(情けない)·こんなやさしい漢字も書けないなんて、情