電子情報関連製品市場が飽和に近づく中、IT産業も微利益時代に突入している。そのような中で、1980年代まではクルマの総コストの1%以下を占めるにすぎなかったエレクトロニクスは、現在では約20%を占めるようになり、2015年には40%を占めると予測されている。一方、2015年までに、カー・エレクトロニクス市場は世界全体で2000億ドル(約22兆円、1米ドル=110円換算)に達すると予測されている。また、台湾経済部工業局の計画によると、台湾でもカー・エレクトロニクスの生産額は2006年の560億台湾元より、2010年には1000億台湾元、さらに2015年には3000億台湾元規模まで成長すると見込まれている。自動車は人の命と直接関わりがあり、耐久性が求められる一方で、高負荷環境の中で、個人差をも考慮するなど、それを取り巻く環境は過酷である。また、エレクトロニクス化が進めば電力供給も逼迫するため、バッテリー電源の問題も生じてくるなど、様々な問題に直面している。したがって、車載用エレクトロニクスは高い技術力が要求される以外に、信頼性・安全性の確保も重要である。一方、台湾のハイテク産業はいくつかの領域で既に世界トップシェアを占めているるものの、カー・エレクトロニクス市場においては、いまだに低付加価値の電子部品しか提供できないという状況にある。したがって、いかに現有のICT資源をより高付加価値の領域にまで昇華させ、自動車市場に参入していくかが当面の最重要課題となっている。日本の自動車メーカーの年間自動車生産台数は、全世界の生産台数の1/3に匹敵する。このため、もし台湾の情報電子産業大手と日本の自動車メーカーが協力できれば、双方はWin-Winの関係を築くことが大いに期待できる。今回のセミナーでは、パナソニックオートモーティブシステムズ社、富士通(株)・電子デバイス事業本部、財団法人北九州産業学術推進機構カー・エレクトロニクスセンター、鳥取環境大学・環境情報学部などから日本の専門家をお招きし、台日車載用電子部品業界及び企業の長短所や台日協力へ向けての展望について、台湾のメーカーからお招きした専門家と共にお話いただく。(講演は中国語と日本語で行われます。当日、会場には中日同時通訳がございます。)※主催機関:亜東関係協会科学技術交流委員会※指導機関:経済部技術処※執行機関:中華経済研究院※開催日時:2007年12月24日(月)、午前9:00~午後5:10※開催場所:中華経済研究院蔣碩傑国際会議庁(台北市大安区長興街75号B1)地図※受付期間:定員になり次第即日締切(定員180人)※お問い合せ:02-2735-6006内線537黄翠雪※お申込み方法:ファックスは(02)2735-2206まで、Eメールはtnstinfo@cier.edu.twまでお送りください。※イベント情報に関するウェブサイト:※全プログラム参加費無料※姓名所属部門/役職名勤務先電話番号ファックス(必須)メールアドレス(必須)連絡先参加プログラム□全プログラム□午前中のみ□午後のみ昼食□一般食□菜食□不要★参加人数の確認作業のため、必ず12月20日(木)12:00までにお申込みください。★注:日本語または中国語でご記入ください。《台日カーエレクトロニクス産業セミナー》日程表開催日時:2007年12月24日(月)開催場所:中華経済研究院蔣碩傑国際会議庁時間TimeテーマSubject講演者Speaker08:30-09:00受付Registration09:00–09:10主催者あいさつ紀國鐘(Gou-ChungChi)主任委員亜東関係協会科学技術交流委員会貴賓あいさつ杉田雅彦(Sugita,Masahiko)経済部主任日本交流協会台北事務所09:10–12:10司会者:王漢英(JamesWang)組長工業技術研究院機械とシステム研究所.インテリジェント車両技術組09:10–09:50次世代カーエレクトロニクスの展望鷲野翔一(Washino,Shoichi)教授鳥取環境大学環境情報学部情報システム学科09:50–10:30自動車メーカーから見たカーエレクトロニックスの可能性について陳正夫(Cheng-FooChen)部長華創車電技術センター株式会社先端研究開発部10:30–10:50Q&A10:50–11:10コーヒーブレイク11:10–12:00世界のITSとカーナビの最新動向浮穴浩二(Ukena,Koji)顧問松下電器産業株式会社PAS社12:00–12:10Q&A12:10–13:30昼食Lunch13:30–14:50司会者:陳正夫(Cheng-FooChen)部長華創車電技術センター株式会社先端研究開発部13:30–14:10富士通の車載ソリューション独古康昭(Dokko,Yasuaki)事業部長富士通株式会社電子デバイス事業本部自動車事業部14:10–14:40IT産業戦略から見た車用電子蔡榮騰(R.T.Tsai)企業開発社長台達電子工業株式会社14:40–14:50Q&A14:50–15:10コーヒーブレイク15:10–16:30司会者:蕭代基(DaigeeShaw)院長財団法人中華経済研究院15:10–15:50カーエレクトロニクス人材育成に向けた北九州学術研究都市での取組武藤雅仁(Muto,Masahito)参与財団法人北九州産業学術推進機構カーエレクトロニクスセンター15:50–16:20車載情報アミューズメントと通信システムの動向及び商機蘇志榮(MarkSu)副社長怡利電子工業株式会社マーケティング処16:20–16:30Q&A16:30–17:30【ラウンド・テーブル】台日協力の展望司会者:蔡榮騰(R.T.Tsai)企業開発社長台達電子工業株式会社【パネリスト】浮穴浩二顧問独古康昭事業部長武藤雅仁参与陳正夫部長蘇志榮副社長注:主催者はプログラム変更の権利を有するものとする。draft1draft1draft1