乳腺组织分类

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资源描述

【乳腺組織分類】乳癌取扱い規約(日本乳癌学会編)Ⅰ.上皮性腫瘍A.良性1.乳管内乳頭腫2.乳頭部腺腫3.腺腫B.悪性(癌腫)1.非浸潤癌(a.非浸潤性乳管癌b.非浸潤性小葉癌)2.浸潤癌a.浸潤性乳管癌(1.乳頭腺管癌2.充実腺管癌3.硬癌)b.特殊型(1.粘液癌2.髄様癌3.浸潤性小葉癌4.腺様嚢胞癌5.扁平上皮癌6.紡錘細胞癌7.アポクリン癌8.骨・軟骨化生を伴う癌9.管状癌10.分泌癌(若年性癌)11.その他)3.Paget病Ⅱ.結合織性および上皮性混合腫瘍A.線維腺腫B.葉状腫瘍(葉状嚢胞肉腫)C.癌肉腫Ⅲ.非上皮性腫瘍A.間質肉腫B.軟部腫瘍C.リンパ腫および造血器腫瘍D.その他Ⅳ.分類不能腫瘍Ⅴ.乳腺症Ⅵ.腫瘍様病変A.乳管拡張症B.炎症性偽腫瘍C.過誤腫D.女性化乳房症E.副乳F.その他乳腺の良性疾患1.乳腺炎Mastitis通常、授乳中の人に起こり易い。主に乳汁がたまって乳頭から細菌が侵入して起こる。乳房が赤く腫れ、熱がでる。安易に抗生物質を服用する人が多く、切開・排膿する時には既に多剤耐性のMRSAが繁殖していることが殆どである。疼痛を感じたら早めの乳腺専門病院受診を勧める。早期であれば、しっかりマッサージを行うことで改善することもあるが、長引くようなら必ず乳腺外来を受診させる。難治性の場合、乳輪下膿瘍や炎症性乳癌のこともある。2.乳腺症Mastopathy,Fibrocysticdisease乳腺の病気の中で最も多い良性疾患。多くは両側乳腺に凹凸のある境界不鮮明なシコリを作り乳癌と区別しにくい場合もある。女性ホルモンの感受性が高いため、生理前に乳房が張ったり、痛みが強くなるのが特徴。乳汁分泌がみられることもある。40歳代に好発し、一般に治療の必要はない。一部分が硬くなりシコリをつくるような乳腺症の局所性変化が強い場合があり、良性腫瘍や乳癌との鑑別が問題となることもある。また、乳管の流れが悪くなり、乳管拡張や乳腺嚢胞をつくることも多い。やはり、シコリを見つけたら精査する必要がある。乳腺が全体的に硬くなっているので、中に腫瘤が出来ても自己発見することが難しいことがある。1年に1回は必ずマンモグラフィ、または超音波検査を受けるように指導する。3.乳腺嚢胞Breastcyst乳腺症症状の一つで、腫脹・硬化した乳腺のために乳管の一部が途絶し、乳管の中に袋状に分泌物がたまった状態。シコリで自覚し腫瘍と間違えることがあるが、超音波検査により的確に診断できる。穿刺吸引すれば消失するが、増大することがなければ自然経過を見て、消失する可能性もある。内部にポリープ様病変があれば精査。4.乳腺腫瘍1乳腺の腫瘍の中には、乳癌、線維腺腫、葉状腫瘍、などがある。線維腺腫は、10~20歳代の女性に多い乳腺の良性腫瘍で、表面が平滑で境界が明瞭。小さいものは放置していても良いが、大きくなる性質ものは小さいうちに早めに切除しておいた方が、傷跡が小さくてすむので切除を勧める。葉状腫瘍は、線維腺腫と同じ乳腺の線維上皮性腫瘍であるが、急速に増大する性質を持ち、中には血行性に全身転移を起こす悪性のものもある。乳癌は、乳腺を構成している乳管や小葉の上皮細胞から発生した悪性腫瘍である。5.女性化乳房症男性の乳腺疾患で、一時的に乳腺が肥大し、乳頭・乳輪下に腫瘤様に触知する。エソトロゲンの過剰状態のためと考えられている。原因としては、以下のようなものが考えられるが、乳癌の除外診断の上、様子を見ることが一般的。もし、可能なら原因と思われる薬剤を休薬するか薬を変更する。【薬剤性】女性ホルモン剤(前立腺治療薬など)、降圧利尿剤(スピノロラクトン)降圧剤(レセルピン、メチルドーパ、ニフェジピン)、強心薬(ジギタリス)抗結核薬(イソニアジド)、抗潰瘍薬(ドグマチール、H2ブロッカー)抗アレルギー薬(オキサトミド)、抗けいれん薬(フェニトイン、カルバマゼピン)胃腸運動賦活薬(ナウゼリン、プリンペラン)、抗真菌剤(グリセオフルビン)向精神薬(デパス、ドグマチール)、気管支拡張剤・吸入薬【思春期早発症】【他疾患の合併症】肝疾患、副腎疾患、甲状腺疾患、泌尿器疾患など高プロラクチン血症脳下垂体より分泌されるプロラクチンは、乳腺を刺激して乳汁を分泌させる働きがある。通常は出産後に授乳を促すためにプロラクチン分泌が始まるが、種々の理由により産後以外の時期に多く分泌されてしまうことがあり、乳汁分泌、無排卵月経を起こすことを高プロラクチン血症という。【検査】血中プロラクチン値(正常:20ng/ml以下)、TRHテスト(甲状腺刺激ホルモン分泌ホルモン)、ドーパミン拮抗テスト、その他に妊娠の有無、腎不全、服用薬剤、視野狭窄などの症状、甲状腺機能検査、脳CT、MRI、下垂体ホルモン検査、など【原因】1.プロラクチン産生腫瘍:プロラクチノーマ、末端肥大症、Cushing病、など2.視床下部・下垂体茎の障害:同部分の腫瘍、癌転移など3.薬剤性4.原発性甲状腺機能低下症5.腎不全6.その他【治療】プロラクチノーマ:ドーパミン作動薬(ブロモクリプチン、テルグリドなど)、手術療法乳房の良性疾患乳腺の良性病変には様々なものがあるが、良性腫瘍、乳腺症、乳腺炎、腫瘍様病変に大別される。ここでは、日常臨床において最も頻繁に遭遇する増殖性腫瘍である、線維腺腫・葉状腫瘍・乳頭腫について述べる。これら腫瘍の多くは診断の際に典型像としてとらえることができるが、時として乳癌との鑑別が極めて難しいことがあり注意を要する。近年、生活様式の欧米化に伴い、おそらくはこれらの腫瘍がエストロゲンの影響を強く受ける2ようになったことが、診断を難しくした要因の一つであると考えられる。1.線維腺腫【定義・病因】線維腺腫は、臨床的に最も頻度の高い乳腺良性腫瘍で、一般的に若年(10代後半から30代に多い)に発症するといわれ、閉経後には頻度が少ないためエストロゲンの影響が示唆されている。近年、女性のホルモン環境が変化し線維腺腫の好発年齢の高齢化が指摘されている。また、ホルモン補充療法を施行している患者において、線維腺腫の発生頻度が高いことも報告されている。【病理と分類】病理組織学的には、末梢乳管と小葉の上皮および間質に生じる間質結合織成分(線維)と上皮性成分(腺)の共同増殖で、間質と上皮の増殖のバランスが保たれていることと、上皮の二相性が保持されていることが特徴である。またclonalityの解析からは、間質、上皮ともにpolyclonalであり、小葉の過形成と考えられている。近年、臨床病理学的に分類は不要とも言われているが、画像診断上差異が認められることもあり下記のような分類が提唱されている。1.[管内型](intracanaliculartype):浮腫状で高度な結合織成分の増殖により上皮性成分である乳管は圧迫され、間隙状の細長い管腔を作る。陳旧化すると間質は線維化、硝子化傾向を示し、時には石灰化や骨化を呈する。時に良性葉状腫瘍との鑑別が必要となる。2.[管周囲型](pericanaliculartype):増殖した結合織成分に囲まれ円形管腔状の乳管がみられる。3.[類臓器型](organoidtype):上皮性分が小葉構造への分化を示すもの。管状腺腫との鑑別が必要となる。4.[乳腺症型](mastopathictype):上皮性成分が乳腺症と同じ形態を示すもので、乳腺症の構成成分がアポクリン嚢胞、嚢胞、乳管乳頭腫症、硬化性腺症などが線維腺腫内に見られるものをいう。乳腺症との鑑別が問題となるが限局性腫瘤のなかにあるか否かが鑑別点となる。【所見】(触診)症状は乳房のシコリである。限局性、表面平滑、境界明瞭な腫瘤として触れる。可動性は良好。一般的には無痛性、孤立性であるが、ときに有痛性、多発性のものがある。(マンモグラフィ)境界明瞭な均一のdensityを呈する腫瘤陰影として描出される。若年者ではdensebreastのため描出されないこともある。陳旧化した症例では、粗大な石灰化を腫瘤内に認めることがある。(超音波)境界明瞭、内部エコーは繊細均一、後方エコーは軽度増強または不変。辺縁は平滑でしばしば外側陰影を認める。縦横比は一般的に低値である。(穿刺吸引細胞診)筋上皮を伴ったシート状の乳管上皮の細胞集塊と背景に裸核様の間質細胞が散在する。(生検標本の肉眼所見)偽被膜に包まれた、充実性で白色から黄白色調のみずみずしい割面像を呈する。【鑑別診断】線維腺腫の典型例においては、超音波、穿刺細胞診にて比較的容易に鑑別できるが、乳腺症型の線維腺腫ではしばしば乳癌との鑑別が困難である。乳腺症型では、超音波所見上、内部エコーが多彩となり縦横比も高めであるため悪性所見ととらえられやすく、また細胞診でもエストロゲンの影響により増殖の著しいものや一見すると細胞異型を伴ったように見えるものが存在するためoverdiagnosisしやすい。組織学的には、病理学的亜分類をふまえて診断することと、弱拡大において限局性腫瘤であることを見落とさないことが重要である。【臨床的意義】近年、好発年齢の高齢化、また、乳腺症型の頻度の増加により、限局性腫瘤を呈する乳癌(充実腺管癌、粘液癌、髄様癌など)との鑑別が問題となる症例がある。画像診断および細胞診において確定診断が困難な時には、組織生検が必要となる。また、組織学的にも上皮増生の著しい症例が増えており一見すると増生し3た腺成分が異型を伴っているようにみえるが、線維腺腫内に癌腫が発生することは極めてまれであることをふまえて診断、および診療することが肝要である。【治療】線維腺腫は良性疾患であり、急速増大をみない場合には、経過観察だけで、切除は必要としない。急速に発育する症例は、腫瘤切除術の適応である。【予後】急速増大をしめす症例においても切除後再発例は少なく予後良好である。(付)巨大線維腺腫(giantfibroadenoma):若い女性に発生する線維腺腫のなかで著しく大きな腫瘤をするもの、若年性線維腺腫(juvenilefibroadenoma)細胞性線維腺腫(cellularfibroadenoma)ともよばれる。2.葉状腫瘍【定義】葉状腫瘍は、かつてCystosarcomaphyllodesという名称で呼ばれていたが(1838年,Muller)、本来のsarcomaとしての性格をもつものはごく一部で大半は良性疾患であるため、Phyllodestumourと変更された(1981年,WHO)。嚢胞腔に突出する葉状構造を示す腫瘍で、細胞に富む間質増殖と良性上皮要素からなる。【疫学】葉状腫瘍は10~70才の女性にみられるが、好発年齢は、線維腺腫と乳癌との中間的年齢層、つまり40才代に最多である。悪性葉状腫瘍は、全乳腺悪性腫瘍(乳癌を含む)の0.5%弱の頻度と、比較的稀な疾患である。【病理と分類】その病理組織学的所見は線維腺腫と類似するが、上皮性成分に比し非上皮性線維性間質成分の増生が強く、それにより病理標本上葉状の形態を示す。本腫瘍では非上皮性成分に悪性化を示すものがあり、間質の細胞密度・細胞異型・核分裂像の程度・腫瘍辺縁での周囲組織への浸潤性により、良性・境界病変・悪性に分類されている。悪性葉状腫瘍は乳房に生じた肉腫ともいうべきものであり、そのタイプにより悪性度・予後に違いが生じる。より悪性度が高いものは骨・軟骨化生を生じたものであり、ほとんどの症例が死亡している。また死亡症例でその他特徴的な所見としては、著明な脂肪織浸潤であった。【所見】(触診)症状は乳房のしこりで比較的大きなものが多く、時には小児頭大にも育つ。多発を認めるものが多いが、単発性のものもある。小さめの腫瘤では線維腺腫様であり、巨大なもの・皮膚潰瘍および炎症を伴ったもの・悪性度の高いものでは境界不明瞭で可動性不良となるが、皮膚・胸筋への腫瘍性浸潤はみられない。その大きさにより皮膚の変化(腫瘤直上の伸展・菲薄化、びらんや潰瘍)や皮静脈の拡張・増生がみられる。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