平成19年度計量行政年報石川県計量検定所まえがき計量制度は、経済活動や社会生活を営むうえでの基本的な制度の一つであり、統一的で合理的な計量制度の推進は、経済の発展や住民生活の向上に大きく貢献するものであります。この計量制度の詳細は、計量法に定められており、当検定所は、計量に係る行政機関として、この計量法に基づき、適正な計量の実施を図るため、質量計をはじめ各種特定計量器の検定・検査、計量関係事業者等に対する立入検査、商品量目の適正化、計量思想の普及啓発等に努めているところです。近年、計量制度を取り巻く環境は、経済社会の発展や技術革新の進展に伴い、規制緩和や国際整合性が求められるなど大きく変化してきており、これらの状況に対応するため、現在、国においては「新しい計量行政の方向」についての審議・検討が進められておりますが、当検定所といたしましては、このような動向を適確に把握し、適宜適切に対応してまいる所存であります。本書は、平成19年度に実施した事業実績等についてとりまとめたものであり、皆様の参考資料としてご活用いただければ幸いです。平成20年6月石川県計量検定所所長佐々木秀和目次Ⅰ総説1業務概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12沿革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24組織と分掌・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25歳入及び歳出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36検定検査用設備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5Ⅱ業務実績1計量関係事業の登録(届出)及び指定・・・・・・・・・・・・・82検定・装置検査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123基準器検査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・154定期検査(計量証明事業用計量器の検査、計量士による代検査を含む。)・・・・175立入検査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・276計量思想の普及・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・327計量関係機関等との連携・・・・・・・・・・・・・・・・・・・338計量関連情報の収集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・349特定市・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3410検定検査用証印及び証票・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35Ⅲ資料1石川県に主たる事業所を設けている特定計量器製造事業者一覧・・382石川県に従たる事業所を設けている特定計量器製造事業者一覧・・383特定計量器修理事業者一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・384一般計量証明事業者一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・405環境計量証明事業者一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・426特定計量証明事業者一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・437適正計量管理事業所一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・448計量関係団体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44Ⅰ総説1業務概要当所は、知事の権限に属する行政機関設置条例第1条に基づき計量法施行のために設置された行政機関であり、その所轄区域は石川県全域であるが、特定市(金沢市)の権限に係るものについては、除外されています。当所の所管業務は、次のとおりです。(1)適正な計量の実施の確保に関すること。(2)特定計量器の定期検査に関すること。(3)特定計量器の製造、修理及び販売の事業に関すること。(4)輸出用計量器の届出に関すること。(5)特定計量器の検定及び装置検査に関すること。(6)基準器検査に関すること。(7)計量証明の事業及び計量証明検査に関すること。(8)計量士に関すること。(9)適正計量管理事業所に関すること。(10)報告の徴収、立入検査等適正な計量の確保に必要な措置に関すること。(11)計量思想の普及及び啓発に関すること。2沿革明治8年8月大政官布達第135号により、度量衡取締条例が制定されるに伴い度量衡業務が開始明治18年10月メートル条約へ加盟明治24年3月法律第3号で度量衡法公布明治25年12月告示第181号をもって県庁内に石川県常置度量衡器検定所を設置のち石川県度量衡検定所と改称昭和26年6月法律第207号により度量衡法に代わり計量法が公布される昭和27年3月1日から施行昭和27年6月石川県計量検定所と改称昭和35年6月県庁本庁舎より金沢市本多町へ移転昭和38年10月現在地(金沢市米泉町4丁目133番地)へ移転昭和46年10月タクシーメーター装置検査場を新設平成4年5月計量法の抜本的改正(5月20日公布)平成5年11月新計量法施行平成10年4月大型分銅検査保管場整備平成11年4月組織改正により、庶務関係は商工政策課に移行検定係、検査指導係の2係となる平成12年4月地方分権一括法により計量事務の大部分が「機関委任事務」から「自治事務」となる。また計量事務の手数料条例施行平成13年4月組織改正により、庶務関係は経営支援課に移行平成14年4月組織改正により、検定係、検査指導係の係制を廃止3施設(平成20年4月1日現在)(1)所在地〒921-8044金沢市米泉町4丁目133番地TEL(076)241-4157FAX(076)241-4139(2)建物ア事務所鉄筋コンクリート2階建事務室81.00m2検定検査室74.00m2会議室・その他99.80m2計254.80m2イタクシーメーター装置検査場構造トタン葺平屋建面積104m2設備両輪載架モーター駆動式装置検査機2基(埋込)ウ大型分銅検査保管場構造鉄筋コンクリート平屋建面積119m2設備室内専用天秤室(恒温恒湿室)床面積13m21室基準台手動はかりひょう量1,000kg1台3級基準分銅1,000kg18個〃500kg1個フォークリフト1.35t用1台4組織と分掌(平成20年4月1日現在)(1)組織商工労働部経営支援課計量検定所計量検定所職名人員職名人員所長(事務)1嘱託職員1次長(事務)1臨時職員1主幹(技術)1主事1計6(2)分掌事務経営支援課企画管理グループ1予算、経理2一般庶務計量検定所佐々木秀和1検定(質量計、燃料油メーター、圧力計等)林富治2タクシーメーター装置検査3基準器検査長田順一4適正計量管理事業所の指定5製造・修理事業の届出上野裕次郎6計量士の登録(進達)7定期検査村上孝8計量器及び商品目量の立入検査・指導9計量関係事業者の立入検査・指導10計量証明検査及び計量証明事業の登録11質量計販売事業の届出12主任計量者の認定13計量思想の普及5歳入及び歳出(1)歳入(単位:円)科目決算額当初予算額名称17年度18年度19年度20年度使用料及び手数料5,514,3235,070,2916,660,1566,334,000登録手数料59,050127,45010,50064,000検定手数料3,041,0003,363,4405,033,3604,777,000定期検査等手数料1,917,5601,087,7201,051,5601,069,000受検者負担旅費手数料496,713491,681564,736424,000合計5,514,3235,070,2916,660,1566,334,000(2)歳出(単位:円)科目決算額当初予算額名称17年度18年度19年度20年度計量検定費8,354,2977,771,7036,901,7368,329,000所長次長主幹主事嘱託報酬2,644,5002,646,6352,654,1602,647,000共済費366,091371,528365,552366,000賃金442,680325,500259,900378,000報償費71,40063,0000049,35076,000旅費1,134,420860,640698,4901,447,000需用費1,875,1091,986,2001,690,6801,902,000役務費448,497460,336314,100562,000委託料335,900335,060335,060336,000使用料及び貸借料835,000212,244182,244390,000備品購入費00157,5000負担金補助及び交付金173,000482,860167,000197,000公課費27,70027,70027,70028,000合計8,354,2977,771,7036,901,7368,329,000(3)手数料の内訳(単位:円、%)年度業務17年度18年度19年度金額割合金額割合金額割合登録計量証明59,0501.1127,4502.510,5000.2指定適正計量管理事業所0-0-0-タクシーメーター(装置検査)1,792,70032.51,855,70036.62,193,10033.0質量計45,6800.827,2700.5108,9001.6検定燃料油メーター487,9008.8962,35019.02,104,20031.6液化石油ガスメーター114,5002.112,8000.394,8001.4圧力計5400.03600.03600.0計2,441,32044.32,858,48056.44,501,36067.6定期検査集合場所1,695,81030.81,027,82020.31,048,66015.7所在場所214,9503.955,7001.10-所内6,8000.14,2000.12,9000.0計1,917,56034.81,087,72021.51,051,56015.7基準器検査599,68010.9504,96010.0532,0008.0受検者負担旅費手数料486,7139.0491,6819.7564,7368.5合計5,514,3231005,070,2911006,660,156100前年度比0.870.921.316検定検査用設備(基準器・計量器)(平成20年3月末現在)設備器具名称能力数量器物番号基準巻尺全長5m目盛1mm155-10〃全長2m目盛1mm1D4229〃全長5m目盛10cm12242タクシーメーター装置検査用基準器両輪載架定置式円周1m11003〃両輪載架定置式円周1m11004〃両輪載架可搬式円周0.5m10043〃両輪載架可搬式円周0.5m1H2216〃両輪裁架可搬式円周0.5m1H2260基準手動天びんひょう量30kg・感量500mg133-218基準直示天びんひょう量5kg・感量100mg147947〃ひょう量2kg・感量10mg145704基準台手動はかりひょう量1000kg・感量50g188-1108特級基準分銅1mg~20kg(30個組)111級基準分銅(ステンレス製)10mg~2kg(31個組)14〃(〃)1mg~2kg(43個組)15〃(〃)1mg~10kg(31個組)16〃(〃)1g~200g(8個組)194〃(〃)20mg~500g(18個組)17〃(〃)20mg~500g(18個組)182級基準分銅(鋳鉄製)20kg50K〃(ステンレス製)1kg4S・12〃(〃)2kg7S・12〃(〃)5kg6S・12〃(〃)10kg55S・12〃(ステンレス製)鎖付1kg1V〃(〃)〃2kg2V〃(〃)〃5kg1V〃(〃)〃10kg1V〃(〃)〃10mg~2kg(31個組)12〃(ステンレス製)10mg~2kg(31個組)13〃(〃)増おもり型10g~1kg(20個組)194〃(真ちゅう製)円筒型10mg~2kg(32個組)1P〃(〃)〃10mg~2kg(31個組)18〃(真ちゅう製)増おもり型10g~2kg(15個組)156〃(〃)〃10g~1kg(23個組、感じ検査用分銅付)1T3級基準分銅(鋳鉄製)1,000kg181〃(〃)500kg11(参考)設備器具名称能力数量器物番号基準ガラス製温度計目盛範囲-2℃~52℃目盛0.1℃15563〃目盛範囲-2℃