小平市教育委員会会議録(甲)――9月定例会――平成19年9月28日(金)平成19年9月教育委員会定例会(甲)開催日時平成19年9月28日(金)午後2時00分~午後3時30分開催場所市役所5階505会議室出席委員堀内敏宏委員長小池貞雄委員長職務代理者伊藤文代委員吉田昌子委員坂井康宣教育長説明のための出席者昼間守仁教育部長山田裕教育部理事兼指導課長阿部和生教育庶務課長大澤一美学務課長永田達也学務課長補佐相浦和行指導課長補佐有馬哲雄生涯学習推進課長大平真一生涯学習推進課長補佐武藤眞仁体育課長島林正美公民館長蛭田廣一図書館長谷口雄麿指導主事書記石川進司教育庶務課長補佐、谷川知治教育庶務課主任傍聴者2名午後2時00分開会(開会宣言)○堀内委員長では、ただいまから教育委員会の9月定例会を開催いたします。はじめに、小平市教育委員会会議規則第3条第4項に基づき、議題を日程に追加いたします。追加の議事日程は、御手元に配付してあるとおりでございます。(署名委員)○堀内委員長次に、会議録署名委員の指名を行います。本日の会議録署名委員は、伊藤委員及び私、堀内でございます。-1-それでは、議題に入ります。(委員長報告事項)○堀内委員長はじめに、議事に追加いたしました委員長報告事項を行います。委員長報告事項(1)東京都市町村教育委員会連合会第2回常任理事会・理事会及び第3回研修推進委員会についてでございます。御出席の小池委員長職務代理者から御説明をお願いいたします。○小池委員それでは説明いたします。8月24日に自治会館で3つの委員会が行われました。石川教育庶務課長補佐と私で出席をいたしました。議題につきましては、前回8月23日にも報告しましたものです。それを理事会で承認したという形になりました。したがいまして、内容的に全く同じ内容ですので、この点については省略させていただきます。その後、多摩教育事務所指導課長、堀竹氏による講演がございました。演題は教育基本法、教育三法の改正と教育行政の課題というものでした。今回の改正では、教育の目的や理念がより具体的になったこと。それから国、地方公共団体による教育への関与のあり方、教育委員会制度の充実等についての話がありました。大きな改正ですが、細部については実はまだ煮詰めが不十分で、さらに調整が進められている段階だそうです。したがって、まだ不明確点も多く、課題や問題点もはっきりはしていないということでした。非常に専門的な話で、私も十分に理解することができませんでしたけれども、今回の改正の必要性やねらいは明確でありますが、経験の浅い先生が増えているという状況の中で、これを教育現場の中で具現化していくというのは非常に難しいこと。それから、成果を上げていくのも非常に大変だというような補足説明もございました。今後ますます、校長を初めとする管理職の指導力、それから教育委員会の支援がより重要であるというふうに感じました。以上で、報告を終わらせていただきます。(教育長報告事項)○堀内委員長ありがとうございました。続いて、教育長報告事項に入ります。教育長報告事項(1)小平市教育委員会委員の任命に係る市議会の同意について。坂井教育長から御説明をお願いいたします。-2-○坂井教育長教育長報告事項(1)小平市教育委員会委員の任命に係る市議会の同意について、報告いたします。資料はございません。本件につきましては、皆様御案内のとおり、堀内委員長が9月30日をもって教育委員としての任期が満了となりますところ、市議会9月定例会の初日の本会議におきまして、荒畑忠弘氏を後任として任命することについての議案が市長より提案され、市議会の同意がなされました。堀内委員長におかれましては、2期8年に及び、教育委員として小平市の教育の発展に御尽力いただきました。このことに対しまして、事務局を代表して、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。以上でございます。○堀内委員長ありがとうございました。次に、教育長報告事項(2)市議会9月定例会の代表質問及び一般質問等についてです。坂井教育長から御説明をお願いします。○坂井教育長教育長報告事項(2)市議会9月定例会の代表質問及び一般質問等ついて、報告いたします。資料№1をごらんください。市議会9月定例会におきましては、9月4日に代表質問が、同月5月から7日までの3日間に一般質問がございました。代表質問は5会派から11件、一般質問は24人の議員から64件の質問が出され、うち、教育委員会に関連し、私が答弁を行ったものが、代表質問1件、一般質問13件でございます。これらにつきましては、資料に載せてございますのでごらんください。また、関連して、生活文教委員会につきましては、閉会中の8月21日及び今月12日に行われましたが、いずれも審査はなく、8月21日には「動物飼育を通しての教育について」として西東京市立保谷第二小学校への管外視察、今月12日には「不登校児童・生徒の現状について」として所管事務調査が行われました。なお、先の教育委員会で議決いただいた補正予算については、9月11日の総務委員会の審査を経て、昨日27日の昀終本会議にて可決されました。以上でございます。○堀内委員長ありがとうございました。続きまして、教育長報告事項(3)教育長の兼職についてです。坂井教育長から御説明をお願いします。-3-○坂井教育長教育長報告事項(3)教育長の兼職について、報告いたします。資料はございません。本件は、地方教育公務員特例法第17条第1項に基づく兼職につきまして、1件、報告申し上げるものでございます。兼職いたしますのは、「新・東京都教育ビジョン(仮称)」検討委員会における有職者との懇談について、有職者として出席するものでございます。東京都では平成16年4月に策定した「東京都教育ビジョン」からの更なる教育改革を展開するため、「新・東京都教育ビジョン(仮称)」の策定の検討を進めているところ、広く意見を求めるため、この検討委員会と各界の有職者との懇談を行うものでございます。以上でございます。○堀内委員長ありがとうございました。次に、教育長報告事項(4)小平市指定学校変更許可及び区域外就学承諾に関する審査基準の全部改正についてです。坂井教育長から御説明をお願いします。○坂井教育長教育長報告事項(4)小平市指定学校変更許可及び区域外就学承諾に関する審査基準の全部改正について、報告いたします。資料№2をごらんください。平成18年3月に学校教育法施行規則が改正され、入学通知書に指定学校変更の申し立てができる旨を明示することが義務化されたことに伴い、平成19年1月に発送した入学通知書にはその旨を記し、保護者に周知したところでございます。しかしながら、指定学校変更希望者が増加し、本基準の解釈に誤解を招くことが度々ございましたことから、表現を簡潔にし、市民にわかりやすいものに今回改めるものでございます。また、現行審査基準と運用実態が不整合な部分がございましたので、あわせて改めてございます。改正の内容といたしましては、第1点目は、指定学校変更許可と区域外就学承諾の審査基準を定める表を分けたことでございます。第2点目は、市内転居に関する部分について、学年によって分類しました。第3点目は、転居予定、転入予定について、おおむね1年以内という期限を設けてございます。第4点目は、下校後の生活場所に関する部分につきまして、「小学校が祖父母宅、保護者の勤務先等に近く」という表現を「祖父母宅その他の親類宅」及び「保護者が営業する店舗等の属する通学区域内所在」の小学校という表現に改めたところでございます。第5点目は、「家庭事情」、「転校状況」、「いじめ」、「不登校」を「教育的配慮」に一本化したことでございます。なお、施行期日につきましては、平成19年10月1日を予定しておりますが、この改正で今までの基準により許可または承認していた内容が変わることはございません。-4-以上でございます。○堀内委員長ありがとうございました。続きまして、教育長報告事項(5)総務省「地域児童見守りシステムモデル事業」についてです。坂井教育長から御説明をお願いします。○坂井教育長教育長報告事項(5)総務省「地域児童見守りシステムモデル事業」について、報告いたします。資料はございません。本モデル事業は、ICカードを活用した児童の安全確認システムで、カードを所持する児童の市内での移動を、地域の各箇所に設置したカード読み取り機器にカードをかざすことにより、児童の所在を保護者等が確認することを目的としたシステムでございます。本モデル事業につきましては、児童の安全意識の向上や、児童の移動を保護者等が確認できるという効果が予想されるところから、市教育委員会といたしましては、当初は事業者であるNTT東日本より本モデル事業の提案をいただき、NTT東日本が代表機関となり、学校、ボランティア、教育委員会で、小平地域見守りネットワーク協議会を組織し推進する予定でした。この間、庁内の調整が整わず見合わせておりましたが、さらに検討を加え、市全体として調整が整ったこともあり、ここで、市教育委員会といたしましてもネットワーク協議会に参加したところでございます。当面は、小学校2校を、具体的には小平第六小学校と小平第八小学校をモデル校として条件整備を行い、この11月から検証を行います。一定の評価が出された場合には、次のステップとして、他の小学校へも広めてまいりたいと思っております。なお、経費については、総務省からの受託費により支出されますので、本モデル事業にかかる市の財政負担はございません。また、導入する主なシステム等は、児童の安全・防犯意識の向上を図る登下校システム、地域の協力体制を整備するボランティア情報共有システムなどでございます。以上でございます。○堀内委員長ありがとうございました。次に、教育長報告事項(6)平成19年度小平市芸術文化奨励賞被表彰者候補者の推薦についてです。坂井教育長から御説明をお願いします。-5-○坂井教育長教育長報告事項(6)平成19年度小平市芸術文化奨励賞被表彰者候補者の推薦について、報告いたします。資料№3をごらんください。小平市芸術文化奨励賞は、芸術文化の振興を図ることを目的に、昭和61年度に制定されました。この制度は、常に自己研さんに励み、進歩が著しいと認められる個人、または団体で、将来にわたり芸術文化活動を継続し、芸術文化に寄与することが期待されるもの、または、多摩地区全域以上を対象として実施される、各種公募展、発表会等において優秀な成績を上げた個人、または団体のいずれかに該当する者の中から市長が決定し、表彰するものでございます。推薦者は、小平市内に所在する小学校、中学校、高等学校の校長及び大学の学長、そのほか社会教育関係団体の長などとなっております。また、被表彰候補者については、社会教育委員をもって構成する審査会の審査を経て、教育委員会の意見を徴して、市長に意見具申することになっております。今年度は、個人4人と1団体の推薦があり、8月23日に審査をいたしました結果、名簿のとおり、候補者が決定したものでございます。被表彰候補者・個人の部、小桜照美さんは、昭和45年に民謡・三味線の「小桜会」を立ち上げ、現在まで御自宅を開放して指導に当たられています。昭和61年、小平市文化協会の加盟団体である「棒打ち唄保存会」の設立後、今日まで、会の副会長として活躍され、また現在、市内の民謡指導者の講師や、民謡普及のためのボランティア講師としても尽力されています。指導している御弟子さんは、多摩地区の大会で数々の賞を受賞しており、御本人も昭和37年のNHKのど自慢東京大会で優勝し、全国大会でも優秀な成績を収められたとの話も伺っております。続きまして、被表彰候補者・団体の部、小平第三中学校吹奏楽部は、昭和62年に部を設立後、現在まで地域に根ざした音楽活動を展開し、これまで数々のコンクールなどに出場し、優秀