综合日语教程教案第7课-『城の崎にて』

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1教案科目名高級日本語対象学生四年生(前期)授業時間400分間(4回に分け)授業形態講義・一問一答・討議・グループ討議テキスト第7課『城の崎にて』――志賀直哉授業目的小説の三要素である事件・人物・環境をよく把握できる。小説の読解・鑑賞は短篇小説で基本的な指導をし、小説を読む楽しさを体験させることが、後の小説学習への前提になる。学習項目1.筆者の生きた時代や属した文学思潮や作品の成立年代など文学史上の位置付けなど関連知識を知る。2.小説を読みながら、新しい言葉や文型の意味を理解してから、応用できる。3.小説の内容が理解である。4.作者の人生経験と結合し、内面的なものも見残さないようによく考えできる。重点1.作者についての知識を知る。2.言葉と表現が把握できる。3.内面的な発想ができる。授業法板書、PPT、討議と質問など参考書1.『新版日本語文学史』西尾実など著秀英出版社昭和52年2.『志賀直哉――群像日本の作家9』佐々木幸綱著小学館1991年12月10日3.『志賀直哉私論』安岡章太郎著株式会社講談社昭和53年10月8日4.『広辞苑』(電子版)岩波書店1998年5.『日语语法新编』刘振泉著北京大学出版社2003年7月6.『小説の教え方』宮崎健三著右文書店昭和56年2月10日後記2授業の内容一回目(100分間)1.質問による導入する(20分ごろ)Q1:日本の文学界もいろんな流派に分かれ、今回の授業は『城の崎にて』を一緒に勉強しましょう。まず、志賀直哉について皆さんはどのぐらいしていますか。「城の先にて」以外に志賀直哉の作品を読んだことのある者に、いつのことか・どんな点が印象に残っているかとその読後の感想などを聞く。(討議:3-5分)筆者と関連知識(筆者の生きた時代や属した文学思潮や作品の成立年代など文学史上の位置付けなど)の紹介(15分)ⅰ.本を見るP.121ⅱ.PPTを見る(参考書とインタネットで集めた資料・写真を見ながら)Q2:小説の三要素と言うものは何ですか?事件・人物・環境2.小説の三要素を考えながら、自分で通読する。(前に予習した、記憶が蘇るために)(15分ごろ)3.段落別によって(延べて12段落)学生を読んでまらいながら、新しい単語と文型を習い、そして、予習の残る問題を出し、理解しにくい部分を一緒に討議する。(今回、後残る時間すべて、60分ごろ)①.第1段落(7-10分)ⅰ.学生に読んでもらう。(2-3分)ⅱ.新しい単語の説明(板書)(1-2分):跳ね飛ばす、養生、脊椎、カリエスⅲ.予習の問題を出してあげ討議(1-2分)ⅳ.理解しにくい部分を翻訳してもらう(質問)(1-2分)ァ.2、3年出なければ…それで来た。ⅴ.本段落の主旨をまとめる(板書)(1-2分)養生に来たの原因とその傷の紹介②.第2段落(3-5分)ⅰ.学生に読んでもらう。(1-2分)ⅱ.予習の問題を出し討議(1-2分)ⅲ.本段落の主旨をまとめる(板書)(討議)(2-3分)③第3段落(15-18分)ⅰ.学生に読んでもらう。(2-3分)ⅱ.新しい単語の説明(板書)(1-2分):冷え冷え、危ういⅲ.学生から予習の問題を出してあげ討議(2-3分)ⅳ.理解しにくい部分を翻訳してもらう:(質問)(6-8分)ァ.読むか書くか、ぼんやりと…顔の傷も背中の傷もそのままで。ィ.一つ間違えば…寝ているところだったなど思う。ゥ.それは寂しいが…遠い先のことにしていた。Q:「それ」は何?ⅴ.本段落の主旨をまとめる(討議)(板書)(2-3分)一人暮らし・傷・祖父と母「死に対する親しみが起こった。」④.第4段落(12-15分)3ⅰ.学生から読んでもらう。(2-3分)ⅱ.新しい単語の説明(板書)(3-4分):羽目、とらふ、あわい、すり抜ける、触角、ぶーと、植え込みⅲ.学生から予習の問題を出してあげ討議(2-3分)ⅳ.理解しにくい部分を翻訳してもらう:(質問)(1-2分)ァ.そこで羽や触角を前足や後ろ足…ぶーと飛び立つ。ⅴ.本段落の主旨をまとめる(討議)(板書)(2-3分)部屋の描写と蜂の観察と日常生活が退屈ゆえに眺めをし、過渡的な段落である。⑤.第5段落(12-15分)ⅰ.学生に読んでもらう。(2-3分)ⅱ.新しい単語の説明(板書)(1-2分):だらしない、拘泥、一向、忙しいⅲ.学生から予習の問題を出してあげ討議(2-3分)ⅳ.理解しにくい部分を翻訳してもらう:(質問)(6-8分)ァ.忙しく立ち働いている蜂は…死んだものという感じを与えるのだ。Q:主人公は死んだ蜂と生きる蜂に対し、どんなを気持ち持っている?ィ.ほかの蜂がみんな巣へ…見ることは寂しかった。Q:主人公の感じ?ⅴ.本段落の主旨をまとめる(討議)(板書)(2-3分)寂しい感じの把握すること。(一回目授業内容の復習:志賀直哉・白樺派・1-5段落の主旨と主人公の気持ち)(5分)二回目(100分間)導入:(10分)ⅰ.学生自分で通読する。(5分)ⅱ.前の授業の復習:1-5段落の主旨と主人公の気持ち、特に、蜂からの発想(5分)⑥.第6段落(13-15分)ⅰ.学生に読んでもらう。(2-3分)ⅱ.新しい単語の説明(板書)(1分):助長ⅲ.学生から予習の問題を出してあげ討議(2-3分)ⅳ.理解しにくい部分を翻訳してもらう:(質問)(5-6分)ァ.今も巣の蜂どもは元気に働いているが…地面へ流し出されたことであろう。ィ.外界にそれを動かす次の…じっとそこにしているだろう。Q:主人公のどのような気持ちを表すか。ⅴ.本段落の主旨をまとめる(討議)(板書)(2-3分)死んだ蜂の死骸とそれに思い出された作品のことを注意すること。⑦.第7段落(3-5分)ⅰ.学生に読んでもらう。(1分)ⅱ.学生から予習の問題を出してあげ討議(1-2分)ⅲ.本段落の主旨をまとめる(討議)(板書)(2-3分)養生したの前の気分と変わったことを注意すること。⑧.第8段落(15-17分)4ⅰ.学生に読んでもらう。(2-3分)ⅱ.新しい単語の説明(板書)(1-2分):眼界、魚ぐし、カチッカチッと、つかえる、きょろきょろ、スポッスポッと、頓狂ⅲ.学生から予習の問題を出してあげ討議(2-3分)ⅳ.理解しにくい部分を翻訳してもらう:(質問)(6-7分)ァ.ねずみはどこかへ逃げ込むこと…真ん中のほうへ泳ぎだった。ィ.自分はねずみの最期を見る…様子が妙に頭についた。Q:主人公の気持ちはどれほど変わるか。死生(寂しい嫌)ⅴ.本段落の主旨をまとめる(討議)(板書)(2-3分)四面楚歌にもかかわらず、ねずみは生きるために、一生懸命逃げ込みが主人公に深い影響をもらうこと。⑨.第9段落(17-19分)ⅰ.学生に読んでもらう。(2-3分)ⅱ.新しい単語の説明(板書)(1分):フェータルⅲ.新しい表現の説明:(P125-127、PPTで練習をする)(5-6分)ァ.動詞連用形+はしまいか「自分は…努力をしはしまいか。」ィ.襲う「しかし…不思議であった。」ゥ.~に相違ない「それはねずみの場合と…ものだったに相違ない。(翻訳)」ⅳ.学生から予習の問題を出してあげ討議(2-3分)ⅴ.理解しにくい部分を翻訳してもらう:(質問)(5-6分)ァ.で、またそれが今来たら…それでいいのだと思った。ィ.それはねずみの場合と…ものだったに相違ない。Q:どんな気分転換。ⅵ.本段落の主旨をまとめる(討議)(板書)(3-4分)Q:「自分は弱ったろう。」はなぜ。ねずみから自分へ、自分の維持を思い出され「それはねずみの場合と、そう変わらないものだったに相違ない。」。⑩.第10段落(17-19分)ⅰ.学生に読んでもらう。(2-3分)ⅱ.新しい単語の説明(板書)(1-2分):そわそわと、もの静か、ヒラヒラ、知れるⅲ.新しい表現の説明:(P127-128、PPTで練習をする)(4-5分)ァ.そわそわ「物がすべて青白く…自分をそわそわとさせた。」ⅲ.学生から予習の問題を出してあげ討議(2-3分)ⅳ.理解しにくい部分を翻訳してもらう:(質問)(6-8分)ァ.もう帰ろうと思いながら…先へ先へと歩いていった。Q:主人公前向きになる。ィ.物がすべて青白く…自分をそわそわとさせた。ゥ.原因は知れた。何かでこういう場合を自分はもっと知っていたと思った。Q:どんな原因か。ⅴ.本段落の主旨をまとめる(討議)(板書)(2-3分)人家がまったく見えなくても、「もう帰ろう…歩いていった」が思わず前向きになり、そして、木の葉と風も注意すべきこと。⑪.第11段落(15-17分)5ⅰ.学生に読んでもらう。(4-5分)ⅱ.新しい単語の説明(板書)(3-4分):いもり、滴れる、守宮、不器用、そらす、鞠、こつ(と)、まくれる、肘を張る、のめる、もとより、しゃがむ、水脹れ、打ち上げる、不確かⅲ.新しい表現の説明:ァ.~かしら「自分はどうしたのかしら、と思ってみていた。」ィ.気を起こす「10年ほど前に…たまらないという気をよく起こした。」ゥ.気をさすⅳ.学生から予習の問題を出してあげ討議(2-3分)ⅴ.理解しにくい部分を翻訳してもらう:(質問)(6-8分)ァ.まだぬれていて…じっとしていた。ィ.だんだんと薄暗くなっていた...引き返そうと思った。Q:主人公の気分。ゥ.自分はとんだことをしたと思った。Q:どんなこと。ⅵ本段落の主旨をまとめる(討議)(板書)(2-3分)⑫.第12段落(5-6分)ⅰ.学生に読んでもらう。(1分)ⅱ.理解しにくい部分を翻訳してもらう:(質問)(2分)ァ.自分は脊椎カリエスになるだけは助かった。ⅴ.本段落の主旨をまとめる(討議)(板書)(2-3分)終わりに。三回目(100分間)導入:(15分ごろ)学習の手引き(P125)と関連し、自分で通読する。(15分)4.一緒に全文を見直す。(学習の手引きP125問題①~⑩を一つずつ分析し、例を出す)(討議)(20分ごろ)5.小説の理解を話し合う。(グループ討議)(PPT)(板書)(65分)PPTを見ながら以下の問題について、まず20分間グループ討議をし、そして、一緒に話し合う。①.Q1:この小説の三要素、事件・人物・環境はなんですか。②.Q2:死後の蜂を見て「寂しい」「静かである」という二語を使い分けている。その二語の内容を比較して考えてみよう。③.Q3:ねずみの助かろうとあがく姿を見て、「私」はどんな気持ちになったか。「蜂の死」の場合と比較してみよう。④.Q4:いもりを偶然に殺してしまった私は、どのような気持ちになったか。蜂、ねずみの場合と比較してみよう。⑤.Q5:蜂のいかにも死んでいるという感じは、生きている蜂の対象によってより一層際立っている。死んだ蜂、生きている蜂は、それじれどのように描写されているか。⑥.Q6:必死に助かろうとあがいているねずみの姿はどのように描かれているか。⑦.Q7:「私」の投げた石のために、いもりは死んでしまう。その姿はどのように書かれているか。6⑧.Q8:問題⑤・⑥・⑦のような描写がなぜ可能だったのか作者の立場に立って考えてみよう。⑨.Q9:「ねずみの死」からある感動を持った「私」は、発展してねずみの立場に自分を当てはめて想像し、過去の出来事を回想する。そして「で、またそれが今きたら…それは仕方のないことだ。」という気持ちになる。で、ここの部分をしっかり理解するために、次の問題を考えてみよう。ⅰ.「それ」とは何か。ⅱ.何と「あまりかわらない」のか。ⅲ.「両方」とは何と何か。ⅳ.結局「あるがまま」とはどういうことか。⑩.Q10:「いもりの死」で、生き物の寂しさをかんじた「私」は、続いていもりの部分で「生きていることと死んでしまっていることと、それは両極ではなかった。それほど差はないような気がした」といっている。なぜこのような気持ちになったのか、よく考えてみよう。⑪.Q11:主旨をまとめ⑫.Q12:主題ⅰ.「死」の問題・生と死が「両極ではない」という意識(それは哲学的な思索が要求されルわけではない)ⅱ.無意識的な享楽的な現実の「生」への反省を促し、また人間を人生を改めて考えてみる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